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第1回 : 評価される語学力とは?
仕事に活かせるレベルに高めよう

第1回 : 評価される語学力とは?<br> 仕事に活かせるレベルに高めよう
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英語で輝け!あなたの英語は仕事になる!
語学留学生やアメリカ在住者、さらには留学を考えている人、翻訳・通訳のスキルを磨きたい人のために、ロサンゼルス校マネージャーの藤田彩乃が“英語を仕事にする”秘訣をお教えします。業界の最新情報も満載!

 
第1回 : 評価される語学力とは? 仕事に活かせるレベルに高めよう
「せっかくロサンゼルスにいるんだから、英語をモノにしてキャリアに活かしたい!」 そう思う人はたくさんいるでしょう。 しかし現実には、目指す仕事に就いたりキャリアパスに役立てることができない… という声をたくさん耳にします。 当校では、そうした悩みをもつ方々と向き合い、一緒に解決してきました。 その豊富な経験から、英語力を仕事で活かせるスキルに変える方法をアドバイスします!

 

お悩み相談 1

日本の大学を卒業後、ロサンゼルスの語学学校で英語を勉強しています。アメリカ人の言っていることも理解できるようになってきたし、英語を話すのにも抵抗がなくなりました。そろそろ進路を考える時期なのですが、今からアメリカの大学に行っても卒業するのに4年もかかるし、大学院で研究したいほどの専門もありません。「将来は英語を使って仕事をしたい」 という漠然とした思いはありますが、自分がどんな業界に興味があるのかも正直よく分かりません。日本に帰国するまでに、何か役に立つスキルを身につけたいのですが、何をしていいのか分かりません。

 

Answer
通訳スキルを身につけると就職に有利。いろんな分野にチャレンジしましょう!

まだ大学を出たばかりだと、自分がどういう職種や業界に興味があるのかも分からないですよね。不安な気持ちはよく分かります。具体的に進路を決めていないようでしたら、まずは通訳の勉強をしてみてはどうでしょうか。むしろ興味の幅を絞っていないことをプラスに捉えて、いろんな分野の通訳に挑戦するといいと思います。

どの業界にも、海外を相手にビジネスをする会社がありますが、そこでは通訳の仕事が日常的に発生しています。外資系企業などもそうですね。つまり通訳スキルは、どんな業界や会社でも重宝されるのです。

通訳は、入社したての新人に回ってきやすい仕事です。特に詳しい専門分野がない人こそ、通訳スキルがあると、他の人と差をつけることができます。自分だけで意思決定をしてビジネスができるなら、英語で話して英語で考え、自分だけが理解すればいいと思います。しかし、英語圏の会社を相手にした仕事を担当している時に、決済をとるべき上司が英語ができなかったり、打ち合わせに英語ができない人が入ったりする場合は、必然的に通訳しないといけないですよね。でも、社内打ち合わせの場合は専門の通訳を雇わず社員で処理することも多く、留学経験がある社員に 「そんな難しい内容じゃないから通訳してくれる?」 と頼むことが多いです。そんな時に、しっかり通訳ができると上司や同僚から一目置かれるはずです。

しっかり通訳訓練を受けたことは履歴書にも記載できる専門スキルです。雇用側も、仕事で通訳業務にふれたことのある人だったら、英語ができるだけで通訳ができるわけではないことも分かっているはずなので、通訳スキルがあることは評価されるはずです。当校でも、アメリカの4年制大学に通いながら、帰国前の最後の1年で通訳訓練を積んだ受講生が何人もいますが、帰国後は大手メーカーや国際会計事務所などに就職が決まっています。

また通訳訓練では、政治、経済、法律、スピーチなどいろいろな分野の素材を扱うので、やっていくうちに自分の興味の方向性も定まると思います。まだ何をしたいか分からないからこそ、通訳スキルがあると可能性は広がると思いますよ。

 

お悩み相談 2

日本では会社員として働いていましたが、結婚後、夫の駐在に帯同してロサンゼルスに移ってきました。任期は2年ほどだと思いますが、今後も転勤や海外赴任があるようで、私はフルタイムの会社員に戻ることは難しそうです。前職でも英語を使っていたのですが、せっかく英語圏に来たのでさらに英語もブラッシュアップしたいです。でも、英語だけでなく今後に活きるスキルを身につけたいです。

 

Answer
翻訳の勉強がおすすめ。 パソコンさえあればどこでも仕事ができます。

すでに英語を使ってお仕事をされていたようですし、翻訳の勉強をしてはいかがでしょうか。翻訳は、パソコンさえあれば、場所や環境を選ばず仕事ができます。

実際に私もロサンゼルスのオフィスで、毎日たくさんの翻訳者の方に仕事をお願いしていますが、日本在住の方もいれば、アメリカの他州にお住まいの方もいます。常に連絡がつくことは大事なのでインターネット環境は不可欠ですが、通信環境が安定している国であれば、どこにいても続けられますよ。

また、翻訳者になるのに年齢制限はありません。何歳からでも始められますし、実力さえあれば長く働ける仕事です。いろいろなバックグラウンドの方がいますが、活躍している人は30代~50代が多いと思います。当校の受講生も20代後半から50代とさまざまです。

翻訳では、本当にさまざまな分野や題材を扱いますので、前職の専門知識や赴任先の国の現状など、これまでの経験や興味のすべてが役に立つと思います。好奇心旺盛な人、新しいことを学ぶのが好きな人、リサーチや調べ物が好きな人には、もってこいの仕事ですね。

また、自分の知らない分野の単語や表現を扱うので、英語のブラッシュアップにも効果的です。アメリカに住んでいても、日常生活では大した話はしませんし、ついつい自分の知っている単語だけで、事を済ませてしまいがちです。翻訳の勉強ではいろいろな素材に触れるので、語彙力や表現力が向上すると思いますよ。

 

「英語を使った仕事がしたい!」 というやる気と情熱があれば大丈夫!

通訳・翻訳を習得するのに重要なのは、語学の才能や向き不向きよりも、やる気と情熱です。そして、どれだけの時間を割けるかにかかっています。最初からそれなりにできる人もいるでしょうが、極めてまれです。できる人は往々にして、練習している姿を見せないから最初からできているように見えるだけで、実際は誰よりも練習をしているからできるのだと思います。つまり、誰でも努力次第でできる仕事なのです。

始める前は 「できなかったらショック」 とか 「仕事にならなかったらもったいない」 などと思うかもしれません。でも、少しでも興味があるなら、まずはやってみましょう。何事もやってみないことには始まりません。英語を学ぶのが好き、何かを調べるのが好き、海外の文化に興味がある、日本と海外の架け橋になりたい。そんな思いがあれば、それだけで十分スタートラインに立てています。2020年の東京オリンピック開催も決まり、ますますグローバル化が進む日本で、ビジネスで英語が使えることはますます重要になっています。その中でも 翻訳・通訳のスキルはさらに重要視されるでしょう。身につけて無駄になるスキルではないですから、まずは始めてみましょう。見える世界も、将来の可能性も2倍・3倍と広がるはずです。一緒に頑張りましょう!

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Written by 藤田彩乃(日本映像翻訳アカデミー ロサンゼルス校)
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※本連載は「びびなび Los Angeles」からの転載です。

 
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