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[JVTA発] 今週の1本☆inBLG

今週の1本 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

今週の1本 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
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9月のテーマ:嵐
 

私はこれまでに何度も繰り返し見た作品がいくつかある。その1つが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だ。実は劇場で見たことはなく、いつもテレビかビデオなのだが、何度見てもハラハラ、ドキドキする。先日も、久しぶりに見たが、ストーリーの結末を知っているのにも関わらず初めて見たかのように興奮してしまった。
 

1985年、高校生のマーティはひょんなことから、親友で発明家のドクが開発したタイムマシンに乗り、両親が出会った1955年にタイムスリップしてしまう。マシンを再び動かして1985年に戻るには、数日後、時計台に落ちる雷の電流をエネルギー源として使うしか方法がない。また、若かりし頃の両親に遭遇し、母が(将来の息子である)マーティに恋してしまったことで、両親が恋人同士になるチャンスがなくなり、自分の存在さえも消えてしまいそうになる。果たして、マーティはタイムリミットまでに2人の仲を取り持ち、元の時代に帰ることができるのか?
 

この作品で私が一番ハラハラ、ドキドキするのは、やはり最後の嵐のシーン。マーティがどうにか両親をくっつけて、時計台にたどり着くと、すでにドクは雷からの電流を流すケーブルを準備していた。あとはマーティがタイムマシンに乗り込み、落雷のタイミングに間に合うように加速させ、電流が通るケーブルを通過するだけ。しかし、強い風と雨が邪魔をし、アクシデントが続出する。ドクが命がけで1つを解決すると、次の問題が起こるのだ。タイムマシンを加速させるマーティも、観ている私もドキドキだ。そのドキドキ感がたまらなくて何度もこの作品を見てしまうのかもしれない。
 

ドク
※2015年ロサンゼルスで行われたイベントで
 ロサンゼルス校留学生がドク役のクリストファー・ロイド(写真右)に会いました!
会場の様子はこちら
https://www.facebook.com/JvtaLa/photos/?tab=album&album_id=10153263156077513
 

主人公マーティを演じたマイケル・J・フォックスは、本作品のパート3が公開された頃から難病のパーキンソン病を患い、1998年にはそれを公表した。しかし、引退することなく、治療を続けながら自分のペースで俳優業を続けている。もし、今の彼がマーティのようにタイムスリップして、過去に戻ることができたら何をするのだろう? 病気になることを過去の自分に伝えるのだろうか? それとも、病気になる前の身体でもっといろいろなことに挑戦するのだろうか? いつか私がマイケルに会えるチャンスがあったとしたら、聞いてみたい。「もし、今のあなたが過去にタイムスリップしたら、未来に何が起きるか伝えますか?」
 

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
監督: ロバート・ゼメキス
主演: マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン
公開: 1985年(アメリカ)
 

Written by 小林由布子
 

[JVTA発] 今週の1本☆ 9月のテーマ:嵐
当校のスタッフが、月替わりのテーマに合わせて選んだ映画やテレビ番組について思いのままに綴るリレー・コラム。最新作から歴史的名作、そしてマニアックなあの作品まで、映像作品ファンの心をやさしく刺激する評論や感想です。次に観る「1本」を探すヒントにどうぞ。

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