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発見!キラリ  落語のすゝめ

発見!キラリ  落語のすゝめ
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9月のテーマ:扉

 
東京に来て5年が経った。次々と新しい世界に触れて、いつも楽しい。中でも特にここ数年、入れ込んだのが歌舞伎に文楽、落語である。特に落語は手軽で良い。安くていつでもすぐ行ける。東京は定席の寄席がいくつもあり、毎日落語の高座がある。東京に住んで良かったとよく思う。

 
落語にハマって3年程度。まだ落語家を多くは知らない。私は柳家三三と春風亭一之輔という落語家が大好きで、この2人の出演情報を辿って寄席に行き、他にも好きな落語家を見つける、という楽しみ方をしている。とはいえ2人は人気の落語家で、非常に混んでいることもある。東京の落語家には「前座見習い」「前座」「二ツ目」「真打ち」という階級制度があり、昇進していく最後のゴールが真打ちなのだが、二ツ目でも面白い落語家はいる。その中からお気に入りの落語家を見つけて応援し、昇進していくのを見守るのも楽しいと思う。二ツ目の中では近く真打に昇進する女流落語家、柳亭こみちがイチ押しだ。

 
最近は落語ブームと言われている。これまでは落語家といえば、『笑点』メンバーや、バラエティー番組に出ている上方の落語家を思い浮かべる人が多かっただろう。今はメディアでの露出も増え、上記以外の落語家も知られてきた。NHKの『超入門!落語 THE MOVIE』やアニメ、ドラマなどで落語に興味を持たれた方もいるかもしれない。ぜひ次は定席の寄席へ、そして落語が面白いと思ったら気に入った落語家の独演会や落語会へ行ってみてほしい。声と演技で全てを伝える落語から、吹き替え翻訳のヒントを得られるかもしれない。

 
最初に行く寄席として、おすすめは浅草演芸ホールか上野の鈴本演芸場。落語が初めてという人も多く聞きに来るようだ。時事ネタを多めに挟み、初めての人も笑えるように話してくれる。ふらっと入りやすい雰囲気でお酒片手に気楽に見るのにピッタリだ。JVTA東京校の近くにも、定席の寄席がある。落語芸術協会の定席があるお江戸日本橋亭と、二ツ目専門の寄席である神田連雀亭である。来校される際にでも立ち寄っていただければ、新しい世界への扉が開けると思う。

 
お江戸日本橋亭
http://www.ntgp.co.jp/engei/nihonbasi/

 
神田連雀亭
http://ameblo.jp/renjaku-tei/

 
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Written by 星屋 優美
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[JVTA発] 発見!キラリ☆  9月のテーマ:扉
日本映像翻訳アカデミーのスタッフが、月替わりのテーマをヒントに「キラリ☆と光るヒト・コト・モノ」について綴るリレー・コラム。修了生・受講生にたくさんのヒントや共感を提供しています。

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