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発見!キラリ 扉の音

発見!キラリ 扉の音
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9月のテーマ:扉

 
扉というと、どんなものをイメージしますか? 私の場合は、真ん中から左右に開く、白い木製のものなのですが、皆さんはいかがでしょう。

 
扉を英語でいうと単にdoorですが、その構造から大きく分けると2種類、開き戸(hinged door)と引き戸(sliding door)に分けられます。日本語では一般的に開き戸のことを「ドア」と呼び、引き戸はそのまま「戸」ですね。「自動ドア」なんていう引き戸の構造なのにドアと呼ぶものもありますが、まあ通常はこういう分け方です。

 
扉にいろいろな種類があるように、その音もさまざまです。例えば、扉が開くシーンで、画面上に扉は映っておらず音だけが聞こえることがあります。「バタン」ならドアが閉まった音、「スルスル~」なら引き戸の音に感じませんか? 「ギギギ~」という低い音なら少し錆びついドアで、「ゴゴゴ~」だったら重厚な鉄の扉かもしれませんよね。

 
バリアフリー字幕では、音が聞こえない状況でも映像作品が楽しめるように、セリフ以外の“音”も文字で表現しています。“ドアが開く音”なのか“戸が開く音”なのか。字幕制作者は、それがどんな“扉の音”なのかにも注意を払って、日々格闘しています。

 
これは一体どう表現しようかと悩むような特殊な音に対して、うまい表現が見つかったときは、まさにOpen up doors! (道が開けた!)という感じですね。

 
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Written by 小笠原 ヒトシ
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[JVTA発] 発見!キラリ☆  9月のテーマ:扉
日本映像翻訳アカデミーのスタッフが、月替わりのテーマをヒントに「キラリ☆と光るヒト・コト・モノ」について綴るリレー・コラム。修了生・受講生にたくさんのヒントや共感を提供しています。

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