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発見!キラリ「子どもの頃怖かったもの・大人になって怖くなったもの」

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7月のテーマ:恐怖
 

きっかけは、突然、友人に“それ”を頭に乗せられ噛まれたこと。
 
あの日以来、“カミキリムシ”と聞くだけでも鳥肌が立つようになった。他にも怖いものはあるが、カミキリムシ以上に怖いものはない。
 

誰にでも一つや二つは怖いものがあるはずだ。
例えば、「高い所」や「虫」などは苦手な人も多く、特に「虫」は大人になってから苦手になったという人も多いのではないか。
 
そして、大人になってから怖いと感じるものもあれば、子どもの頃だからこそ恐怖を感じていたものも、確かにある。
 

私が子どもの頃は地元・長崎の「夜道」と「父親」が“怖い”と感じる存在だった。小学生の頃、日が暮れてから家に帰る時はいつも全力で走って帰っていた。ときには階段から転び落ちることもある。それでも、転んだ痛さより誰かに追われているような気持ちになる「夜道」の恐怖の方が強く、すぐに立ち上がり、また全力で駆け出したことを今でも覚えている。
 
家に着けば“もう一つの恐怖”である「父親」が待っている。こっちは夜道を全力で走って帰ってきたのに、父親からは「帰りが遅い! 何時やと思ってるんや!」と怒鳴られることもしばしばあった。父親が怖かった理由は他にもある。ある日、兄が学校をさぼって帰ってきた時に、父親が木刀を持って兄を追いかけたことがあった。今となっては笑い話だが、当時は本当に怖く、「悪いことはしてはいけない」と子どもながらに思った。
 

なぜ、「父親」が「カミキリムシ」よりも怖い存在ではなくなったのだろう。
 

それは、自分が大人になり、父親に対して心境の変化があったからかもしれない。一つは「似ている」と思うようになったこと。昔は父親みたいにはなりたくないと思っていたが、大人になると性格が似てきたことに気づいた。もう一つは「尊敬」の気持ち。正直、性格が似てきたと感じた時は嫌な気分しかしなかったが、ある時、初めて父親を尊敬した。以来、絶対的に怖い存在であった父親が特別な存在へと変わった。
 

こうやって、昔と今の「恐怖」について比べてみると、思い出と自分自身を振り返る良いきっかけになる。もうすぐお盆休み。地元に帰省する人は、ぜひ家族や友人と子どもの頃の「恐怖」について語ってみてはどうだろうか? “新しい思い出話”に花が咲くかもしれない。
 

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kyo-ryu

世界一受けたい授業 THE LIVE 恐竜に会える夏!
https://sekajulive.com/
「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)からスピンオフした観客参加型恐竜ショー。芦田愛菜、八嶋智人、山崎樹範のナビゲートで、恐竜たちが息づいていた太古の時代に迫ります。“リアル自立歩行恐竜型メカニカルスーツ”が実現した本物のような恐竜たちは、子どもにとっては怖いかもしれませんが、恐竜好きの私はとても楽しみ。7月21日(土)より全国各地で公演がスタートします。(堤)
 

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Written by 堤 竜大

つつみ・たつひろ●日本映像翻訳アカデミー・映像翻訳スクール部門スタッフ。日英映像翻訳科「実践コース」、MASC×JVTAバリアフリー視聴用音声ガイド&字幕ライター養成講座の教務を受け持つ。英日映像翻訳科修了生。

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[JVTA発] 発見!キラリ☆ 7月のテーマ:恐怖
日本映像翻訳アカデミーのスタッフが、月替わりのテーマをヒントに「キラリ☆ と光るヒト・コト・モノ」について綴るリレー・コラム。修了生・受講生にたくさんのヒントや共感を提供しています。

 
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