★「花と果実のある暮らし in Chiang Mai」
インパクト大の写真をメインにタイのリアルなプチ・カルチャーをご紹介しています。
 

10年以上前に住んでいたバンコクの大家さんは、かつて“バリバリの女主人”といった感じで、商売人気質のおばあさんでした。ある日、彼女が私を呼び止め、初めて部屋に案内してくれました。室内にはたくさんの仏像やら置物が飾ってあり、いつものイメージにそぐわない、彼女の信仰深さを感じ取れるプライベートな空間でした。その時、ブロンズ製の女性像が目につきました。「これは、幸運を呼ぶ女性だよ」
 
それから数年、あれが商売繁盛のためのお守りの像だとわかりました。（やっぱり大家さんは商売人！）日本では、お客を呼ぶとしてお店によく招き猫が置かれていますね。タイの場合、猫ではなく、タイの伝統的衣装を身につけたミス・招きレディー！？　ナン・グワックが置かれています。タイでは仏教の他に精霊信仰が残っており、そちらが由来のようです。市場で見かけるものは、プラスティック製のおもちゃのようで、ちゃんと効果があるのかなあと思ってしまいますが、大家さんのように信じて願えば叶うのかな？！
 

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Written by 馬場容子（ばば・ようこ）
東京生まれ。米国大学でコミュニケーション学専攻。タイ、チェンマイに移住し、現在は郊外にある鉄工房でものづくりをするタイ人パートナーと犬と暮らす。日本映像翻訳アカデミー代々木八幡・渋谷校時代の修了生。
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花と果実のある暮らし in Chiang Mai
チェンマイ・スローライフで見つけた小さな日常美
 
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