映像のバリアフリー化とは
総務省では、情報バリアフリー環境整備の一環として、視聴覚障害者向け放送の普及促進を進めています。そうした映像のバリアフリー化を進める上で代表的な手法としては「クローズド・キャプション」(CC、聴覚障害者用字幕の手法の1つ)と「音声ガイド」があり、総務省では2017年度までに対象番組の100パーセントにクローズド・キャプションを、10パーセントに音声ガイドを付与することを指針としています。
クローズド・キャプション(CC) 聴覚障害者に対して、テレビ放送番組にセリフやストーリーの進行に関連する音声情報を字幕として表示して説明する手法。CC作業者は「字幕ライター」と呼ばれます。
音声ガイドとは 視覚障害者に対して、元々入っている台詞や音楽、効果音などの音情報の合間に、画面上の登場人物の行動や、景色、場面の転換などの視覚情報を音声で解説する手法。音声ガイド作成者は「ディスクライバー」と呼ばれます。