News
NEWS
voiceinTYO

バリアフリー講座修了生、安田陽介さんインタビュー「仕事の幅が広がりました!」 

バリアフリー講座修了生、安田陽介さんインタビュー「仕事の幅が広がりました!」 
Tweet about this on TwitterShare on Google+Share on FacebookShare on TumblrPin on PinterestDigg thisEmail this to someonePrint this page

当校のバリアフリー講座で学んだ修了生の皆さんが、さまざまな分野の仕事で活躍しています。その中の1人である安田陽介さんは、JVTAの映像翻訳Web講座を修了後、バリアフリー字幕講座(2015年4月期)を受講。バリアフリー字幕の制作のほか、エミー賞授賞式の聞き起こしやネット配信番組のクオリティ・コントロール(以下QC)も担当しています。「今は、会社勤務との兼業ではなくJVTAからの仕事だけをしています。映像翻訳やバリアフリー字幕の仕事をしながら、常に映像に関わり、多くの人が作った字幕を見て学ぶこともできるという理想的な環境です」(安田さん)。そんな安田さんに映像翻訳とバリアフリー講座の親和性や、修了後の仕事について聞いてみました。
 

◆バリアフリー字幕の制作と、映像翻訳との共通点はどういうところですか?
イン点、アウト点の関係性やひらがな、カタカナ、漢字の表記、字幕の位置や構成などに気をつける、調べ物を徹底的にするといった基本的なスキルはバリアフリー字幕も映像翻訳と同じです。日本語力が問われる点も同様です。バリアフリーの字幕講座では、はじめから字幕制作の専用ソフトを使って課題を提出するので、映像翻訳の学習経験は必須だと思いました。
 

◆映像翻訳にはない点は?
電話
一番の違いは、音情報も字幕にすることです。バリアフリー字幕は、原音を聞くことが出来ない人のために、文字だけでさまざまな情報を伝える必要があります。例えば電話の音1つをとっても「発信音」「保留音」「呼び出し音」「留守番電話」「切った音」といった言葉の使い方を誤解のないよう、きちんと文字化しなければなりません。またセリフの口調や声のトーン、強調などをどのように文字だけで伝えるかも悩みどころです。引用句(“”)や小さな平仮名、カタカナ、ルビを効果的に使うなど映像翻訳とは違う工夫の必要があります。
 

◆何か具体的な例があれば教えてください。
仁義なき戦い完結編
先日、仕事で『仁義なき戦い 完結篇』のバリアフリー字幕を担当した際、「じゃけぇ」など広島弁独特の語尾のニュアンスをどう文字化するかが頭をひねるポイントでした。基本的には方言もすべてそのまま文字化しますが、人によって「え」「ぇ」「エ」「ェ」とバラツキがあり、最終の表記統一では他のスタッフととことん話し合いました。
 

◆バリアフリー講座を受講して良かったことは?
バリアフリー講座修了後は、さまざまな種類の仕事を頂けるようになりました。アニメのクローズドキャプション用のスポッティングや公共施設の案内用DVDのバリアフリー字幕に加え、エミー賞の授賞式の聞き起こし(英語)や、ネットで配信される作品のクオリティ・コントロール(以下QC)などもあり、海外作品、日本作品ともに、映画やドラマ、ドキュメンタリー、スポーツ、バラエティー番組など幅広いジャンルに携わっています。実は僕はまだ映像翻訳のトライアルに挑戦中なのですが、仕事が確実に増えましたね。
 

◆元々は洋画好きだったそうですが、日本の作品もよく見るようになったとか?
セーラームーン秒速5センチメートル
そうですね。僕は洋画好きな父の影響で洋画ばかり見ていましたが、バリアフリー字幕の仕事で多くの日本の作品に携わったことで、日本の作品の良さを見直すことができました。幼い頃に好きだった『ドラゴンボール』や姉が好きだった『セーラームーン』などに触れられたのも懐かしく、楽しかった。仕事の幅だけでなく、自分の好みの世界も広がって、日本語のアニメでは映像がとても綺麗な新海誠監督の作品などが好きになりました。
 

◆日本のアニメに携わったのは具体的にどのような作業ですか?
0K9A4097

日本の作品に日本語字幕を付けるためのスポッティングをして空欄のハコをつくるという作業です。台本がないので、音を聞きながらイン点とアウト点をとっていきます。拾うのは人物が口から発する音のみですが、通常は音で聴けるのであえて字幕化しないような「あっ」「うっ」「ハア~」という短い言葉も逃さずにハコを切ります。アニメはちょっとした吐息などが意外と多いんです。
 

◆それはCC(放送用字幕:クローズドキャプション)ならではの手法ですね
はい。講座で学んだことが活かせました。細かく切るので23分の映像に600枚になることもありましたね。15フレが3連続とか(笑)。現在放送中の作品を毎週1本、時には過去の作品を一度に受注して30分の番組を1日に2から3本で月に40から60本ほどのペースで仕上げたこともあります。この1年で仕事としてかなり多くの作品を見ることができました。
 

★後編では、バリアフリー字幕制作やQCの仕事についてさらに伺います。こちらからご覧ください。
http://www.jvta.net/tyo/barrierfree-yasuda-san2/

 

◆バリアフリー講座の詳細はこちら
http://www.jvtacademy.com/chair/lesson3.php

 

無料説明会はこちら
http://www.jvta.net/tyo/6806/
 

Tweet about this on TwitterShare on Google+Share on FacebookShare on TumblrPin on PinterestDigg thisEmail this to someonePrint this page