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ハリウッド発のホラー映画『ゲヘナ〜死の生ける場所〜』が東京上映! 修了生がプロデュースと字幕を手がけています!

ハリウッド発のホラー映画『ゲヘナ〜死の生ける場所〜』が東京上映! 修了生がプロデュースと字幕を手がけています!
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7月30日(月)から7日間、ハリウッド発のホラー映画『ゲヘナ〜死の生ける場所〜』が東京・渋谷のユーロライブで上映されます。

 
この作品は、ハリウッドで特殊メイクアップ・アーティストやキャラクターデザイナーとして活躍する片桐裕司氏の初監督作です。片桐監督は、『Xファイル』『ターミネーター』『ウルヴァリン X-Men Zero』『パイレーツオブカリビアン 生命の泉』『ハンガーゲーム』など話題作を数多く手がけてきました。プロデューサーを務めたのはJVTAロサンゼルス校の修了生、キム・クデさん、また日本語字幕をJVTAの修了生5名が担当しました。

 
ゲヘナチラシ

『ゲヘナ〜死の生ける場所〜』
リゾート開発の視察にサイパン島を訪れた一行が、ジャングルにある旧日本軍の秘密基地に足を踏み入れたことから恐ろしい体験に巻き込まれていく…。『エイリアン2』のビショップ役で知られる名優、ランス・ヘンリクセン氏、アカデミー賞4冠に輝いた『シェイプ・オブ・ウォーター』で半魚人を演じたダグ・ジョーンズ氏らが出演。

 

★片桐裕司監督からJVTAへメッセージを頂きました!
片桐監督
言語を翻訳するというのは大変な作業です。
英語と同じニュアンスを表現するため効果的な日本語を選び、なおかつそれを限られた字数で表現しなければならない。
JVTAの皆様は本当に素晴らしい仕事をしてくれました。
この映画の世界観を見事に日本語で表現してもらえたと確信しております。
JVTAの皆さん、そしてつなげてくれたプロデューサーのクデさんに感謝です。

 
◆日本語字幕付きの予告編はこちら

修了生のキム・クデさんに、この作品の見どころやプロデューサーとしての仕事、観客へのメッセージなどを伺いました。

 
JVTA 『ゲヘナ〜死の生ける場所〜』の製作チームに参加したきっかけを教えてください。
監督ダグさんクデさん
※左から片桐裕司監督、ダグ・ジョーンズさん、キム・クデさん

 
キム・クデさん お話を頂いたのは、私がロサンゼルスにあるフィルムスクール、American Film Institute (AFI)の大学院で1年ほど学んだ時期でした。知り合いの紹介で片桐監督にお会いし、始めは「ロケーションを探してほしい」という依頼だったんです。でも話を聞くうちに、片桐監督も初めての長編で、製作現場を指揮するプロデューサーがいないとのことで、「じゃあ私にやらせてください!」と1カ月くらいのお試し期間を設けて参加させてもらいました。

 
JVTA プロデューサーとして、具体的にどんな形で関わったのでしょうか?

 
キム・クデさん 『ゲヘナ〜死の生ける場所〜』の場合、片桐監督には撮影や演出に集中してほしいので、それ以外の製作指揮を私が責任を持ってやらせていただきました。私が参加した時は、脚本やメインキャスト、またカメラマンや編集者など重要なピースがほぼ決まっていました。ただ、主役が決まっていなかったので、ポリーナ役のオーディションに私がプロデュースをした短編映画で主演を演じ、とても素晴らしいパフォーマンスをしてくれたエバ・スワンを呼びました。また、この作品の「美術」は非常に重要になると脚本を読んだ時に強く思ったので、若手美術デザイナーで個人的に信頼を置いていたAFI出身の一年先輩でフィンランド人の美術デザイナーに美術担当をお願いしました。

 
ポリーナさん モーガン
※主役のエバ・スワンさん、カメオ出演のランス・ヘンリクセンさん

 
製作体制ですが、Directors Guild of America 「アメリカ監督組合」のスタッフを起用し、ハイレベルの製作チーム、助監督チームで製作に挑む判断もさせていただきました。組合のスタッフはギャラが高いので独立系の製作会社は雇用を躊躇(ちゅうちょ)することも多々ありますが、今までの現場経験上、彼らのネットワークと能力がこの現場には必要不可欠だと思い、判断を下しました。おかげで、格安の機材を確保でき、とても優秀なスタッフと過酷な現場を乗り越えることができました。プロデューサーとして携わってからは、準備段階から自分の中で撮影状況をシミュレートし、足りないパズルを見極め補充しながら、決断を下す日々を送っていたと思います。

 
JVTA 現場ではどんな作業をされたのでしょうか?

 
キム・クデさん 現場に携わる各スタッフを仕切り、それぞれの力を100パーセント発揮してもらうのが私の役目です。ロケーションを見つける、撮影のスケジュールをたてる、予算を組む、監督が準備したストーリーボードを基にスタッフ達とエンドレスな打ち合わせをするなど、撮影に向けて準備をします。撮影中は、比較的モニターの側で静かにしてますね。プロデューサーが現場で焦っていると、みんな心配するので(笑)。

 
QQaqIPcg.jpeg 撮影現場
※撮影現場の様子

 
JVTA プロデューサーとは、現場全体の状況を常に把握し、スタッフの皆さんが滞りなくそれぞれの仕事で力を発揮するために適格な指示をする、重要な役割なんですね。

 
そうですね。例えば、撮影中にオーバータイムなどが発生しそうになると、助監督が私に報告しに来ます。そこで私が脚本を読み直し、シーンの必要性と監督のストーリーボード、現場の雰囲気や予算を見ながら、撮影を継続すべきか否かの判断を下します。どうしても苦渋の判断を下さないといけないときは、私から片桐監督に状況を伝え、監督兼プロデューサーでもある片桐監督が最終決断をするという流れでした。こうして現場の全体を把握し、整理した上で検討するのが役目だったと思います。

 
JVTA 2016年のコミコン、その後の大阪上映に続き、満を持しての東京上映。見どころを教えてください!
集合写真

 
キム・クデさん 先日のロサンゼルス上映や映画祭での上映では、私は常に劇場の後ろから観客を観察していました。狙ったシーンやショットで観客の表情や体がどう反応するか見るのが楽しみなので(笑)。片桐監督は特殊造形のスペシャリストですから、その造形はもちろん、俳優の演技や美術のセット、カメラワーク、音楽、字幕、それら全部が集大成になって「本当に怖かった!」と思えるものを作れるようにチーム一丸となって頑張ってきました。それを束ねて形にするのが私の役目です。そして私たちが作った作品の世界で皆さんがハラハラ、ドキドキを体験してもらえれば嬉しいです。

 
JVTA 予告編やHPだけでも十分怖くて、見る前からドキドキしてきました…。この作品はどんな人たちに見てほしいですか?
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※『ゲヘナ〜死の生ける場所〜』より

 
キム・クデさん まずは、映像翻訳者として映画に携わっている、映画好きなJVTAの受講生・修了生の皆さんにぜひ見てほしいです。また、個人的なターゲット・オーディエンスは、海外での映像製作に興味を持っている方達ですね。日本から出て、海外、ましてやハリウッドで映画製作なんて、まず可能なのか? どこからどう始めたらいいのか? チャレンジしてみたいけど、なかなか一歩を踏み出せない人がいると思うんです。

 
カット 撮影海
※撮影現場にて

 
私がこの作品でとても誇りに思うのは、オープニング・クレジットやエンディング・クレジットなんです。先日のロサンゼルス上映後でも、ある観客の方から「こんなに日本人が関わってたんですね!」とコメントを頂きました。実は、ハリウッドで活躍してる日本人フィルムメーカーって沢山いるんです。この作品は英語だし(JVTAが日本語字幕を担当)、脚本は三幕構成、演出や編集も洋画っぽいですよね。でも、ふたを開けてみると多くの日本人が製作に関わっています。それもハリウッドで…。これからはこの事実が特別な事ではなく、当たり前になってくれればと思うんです。

 
近年のハリウッドの大作映画を見ると、VFXや特殊メイクに関わった日本人の方達の名前をよく拝見することがあります。素晴らしいですよね! 近い将来、監督、プロデューサー、撮影監督、美術、編集、音楽、キャストなどのクレジットにも日本人の名前が表記され、それが「当たり前」になってくれればと。片桐監督も私も実現してきたのですから、日本人にも必ずチャンスがあります。そのためには、今足踏みしてる映画人にぜひ海外での製作にチャレンジして欲しいですね! この作品が映画製作に情熱を持つ日本人フィルムメーカーの背中をちょっとでも押すことができたら嬉しいです。

 
JVTA 東京での上映には片桐監督はもちろん、多くのゲストも登壇されるそうですね!
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※『ゲヘナ〜死の生ける場所〜』より

 
キム・クデさん はい。海洋堂の宮脇修一氏をはじめ、特殊メイクアップ・アーティストのJIRO氏、藤原カクセイ氏、スクリーミング・マッド・ジョージ氏、さらにマットアーティストの上杉裕世氏など第一線でご活躍の皆さんが登場します。こちらもぜひ、楽しんでほしいですね。私はロサンゼルスで現場の仕事があり、行けないのが残念ですが、登壇したつもりでここでお話をさせていただきました。
 
JVTA   いよいよ7月30日(月)公開! 皆さんも今すぐ公式サイトをチェックしてください! ありがとうございました。

 
『ゲヘナ〜死の生ける場所〜』
監督・脚本:片桐裕司
出演:エヴァ・スワン、ジャスティン・ゴードン、サイモン・フィリプス、ショーン・スプローリング、マシュー・エドワード・ヘグストロム/ダグ・ジョーンズ/ランス・ヘンリクセン
原題:『GEHENNA: WHERE DEATH LIVES』
製作:2016年/アメリカ
配給:ファイブツールデザイン
©Hunter Killer Studio

 
公式サイト
http://gehennafilm.jp/

 
7月30日(月)より渋谷ユーロライブにて公開
チケットぴあ(https://t.pia.jp/)、映画公式HP(http://gehennafilm.jp)にて販売中
東京上映の詳細はこちらをチェック!
http://gehennafilm.jp/events

 
◆現在、アメリカの映画業界で活躍するキム・クデさんですが、映画の撮影現場にたどり着いたきっかけはJVTAだったそう。次回は、キムさんがJVTAで何を学び、何を今の現場で生かせているのかをさらに伺います。お楽しみに。

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