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日英修了生インタビュー① 佐藤慶子さん 仕事では日本語への深い理解が求められる だからやりがいがある

日英修了生インタビュー① 佐藤慶子さん 仕事では日本語への深い理解が求められる だからやりがいがある
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今回から新たに日英修了生のインタビューを連載でお送りします。第1回目は今年の3月に実践コースを修了し、先日のオープントライアルに合格した佐藤慶子さんです。小学校から高校までをオーストリアのウィーンで過ごし、大学院ではジェンダー論についても研究しているという佐藤さんにとっての日英映像翻訳の魅力を聞きました。
 

◆どんな英語学習をされてきましたか?
小学校2年生のとき、父親の仕事の関係でオーストリアのウィーンに引っ越しました。現地ではアメリカンスクールに通うことになり、そこで初めて英語に触れました。高校卒業と同時に帰国し、ICU(国際基督教大学)に入学したのですが、講義は英語と日本語の両方で行われていたので、英語の環境には恵まれていたと思います。
 

◆日英映像翻訳に興味を持ったきっかけは?
たまたま読んでいた雑誌に載っていた日英映像翻訳の記事がきっかけになりました。ICUを卒業後、別の大学の大学院に進んだのですが、そこではあまり英語を使う機会がなく、もう一度、英語を使う環境に身を置きたいと考えていたタイミングだったのも大きかったですね。大学院で学んでいるジェンダー論研究の一環として宝塚歌劇団についても研究していたので、日本のコンテンツへの興味もありました。
 

◆日英映像翻訳の魅力は?
何よりも日本の魅力に気づけたことです。映像作品はもちろんのことですが、作品を通じて日本語や日本の文化・歴史にも深い興味を抱くことができました。だからこそ日本人の翻訳者としてのやりがいも感じています。
 

◆日英映像翻訳の難しさは?
英日でも同様だと思いますが、作品への理解ですね。特にドキュメンタリーは、言葉の奥にある出演者の思いをしっかりと汲み取らないと翻訳はできません。それが本当に難しいです。もちろん英語の表現にも悩まされますが、英語ネイティブではない分、英語の文法やイディオムに注意を払っていることや、気になった英語の表現をメモしていることなども仕事の手助けになっていると思います。
 

◆どんな映像翻訳者を目指していきたいですか?◆
まだプロになったばかりなので、さまざまな作品を通じて経験を積んでいきたいです。いずれは舞台や音楽に関係した作品に携われたらうれしいですね。
 

さとう・けいこ 
2016年3月に日英映像翻訳科実践コースを修了。修了トライアルは惜しくも次点だったが、初めての受検となったオープントライアルに合格。プロの映像翻訳者として仕事に取り組み始めている。

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