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LA Eiga Fest 2015のJVTA特別上映プログラム『新選組』

LA Eiga Fest 2015のJVTA特別上映プログラム『新選組』
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今年9月25日~27日にアメリカ・ロサンゼルスで開催された、日本映画ばかりを集めた映画祭LA Eiga Fest 2015。日本映像翻訳アカデミーでは昨年に続きスポンサーとして協賛しました。そして、映画祭最終日のJVTA特別上映プログラムとして選ばれたのが市川崑監督の「新選組」。この作品でキャラクターを演じるのは俳優たちではなく、なんと紙人形。それを操りながら撮影するという斬新な方法で製作され、アニメや実写とはひと味違う作品です。英語字幕は、当校の字幕PROゼミに参加した修了生8名が担当しました。
今回は、同映画祭での上映作品を選定する1人である、プログラミング・ディレクターのイアン・ドレイゼンさんに、「新選組」が選ばれた理由や観客の反応などについて聞きました。
 

LA Eiga Fest プログラミング・ディレクター イアン・ドレイゼン氏

LA Eiga Fest
プログラミング・ディレクター
イアン・ドレイゼン氏


1. 「新選組」が選ばれた一番の理由を教えてください。
-今年のLA Eiga Festでは古い日本映画を上映したいと思っていました。そして市川崑監督は有名でしたし、彼の作品をアメリカで初上映するのにいい機会だったんです。
 
2. 今回の「新選組」の字幕は、弊校の翻訳者8名によって作られましたが、英語字幕の質についてご感想をお聞かせください。
-今年の上映作品を準備するにあたり、100本近い日本映画を見ましたが、どの作品の字幕もすばらしい出来でした。JVTAの翻訳者さんたちの字幕も同じくいい仕上がりでしたね。特にこの作品には難しいテーマが含まれていたことを考えると、なおのことそう思います。
 
3. 「新選組」はマンガと実写が混ざった斬新なスタイルの映画ですが、観客からの反応について教えてください。
-好感触でした。彼らの多くが日本映画ファンで、巨匠・市川崑監督が「モーション・ピクチャー(動く絵)」という斬新な手法を使って制作したレアな作品を観られることに感激していました。多くの観客からは、普通の映画とは違ってとてもユニークだったという感想をもらいましたよ。
 
4. 今後はどのような映画をLA Eiga Festで上映したいと思いますか?
-LA Eiga Festで紹介するのは日本映画のみなので、今後はアニメやクラシック映画を含めた幅広いジャンルの作品を上映していきたいです。中でも日本のインディーズムービーは、作品探しに一番苦労しますが、本映画祭の観客にはピッタリの分野です。特にこれから活躍する若い映画製作者たちに観てもらいたいですね。
 
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今回JVTAがスポンサー上映した「新選組」は海外の日本映画ファンたちにも好評でした。こうして日本のコンテンツが注目される今、海外へと飛び出す作品はますます増えていきます。もちろん、それに不可欠なのは英語字幕。ドレイゼン氏の思いを実現させるためにも、JVTAはより質の高い字幕翻訳者の育成と映画祭のサポートを続けていきます。

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