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満仲ディレクターに聞いた! あなたが特別公開セミナー 「『映画祭』って一体なんだ?」に行くべき3つの理由

満仲ディレクターに聞いた!  あなたが特別公開セミナー  「『映画祭』って一体なんだ?」に行くべき3つの理由
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10月2日(月)に開催されるJVTA特別公開セミナー「ぴあフィルムフェスティバル 総合ディレクターに聞く!『映画祭』って一体なんだ?」。本科で講師も務める満仲由加ディレクターは「この貴重な機会を見逃さないでほしい」と語ります。見方によってさまざまな魅力を放つ「映画祭」――そこに焦点を当てたセミナーに行くべき3つの理由とは?
 

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満仲ディレクター(以下:満仲)「とにかく映画が好き」「字幕翻訳・吹き替え翻訳に興味がある」「すでに映像翻訳の仕事を始めている」――このいずれかに当てはまるのなら、今回の特別公開セミナーにはぜひ参加してもらいたいと思います!
 

理由1:「とにかく映画が好き」なら…
とことん楽しめる一夜限りのイベントだから行くべき!
満仲 今回、講師にお迎えする荒木啓子さんは「PFF ぴあフィルムフェスティバル」で25年にわたり総合ディレクターを務めた方。映画祭を通して多くの映画監督を発掘してきました。そんな人から映画業界にまつわる最新のお話を聞けることはなかなかありません。まだテレビや雑誌にも出ていない、原石のような逸材をいち早く見つけられるのがPFF。その主催者を迎えるセミナーは、映画好きなら見逃す手はないと思います。「この映画監督は期待大だ!」と目星をつける時点で、実はその人の情報はかなり世の中に広まっているもの。ですが、初上映の作品が多い映画祭は、メディアに登場する前の段階から知ることができます。
 

たとえ映像翻訳を学んだことがなくても、映画ファンなら映画祭の裏側も覗いてみたいもの。どういう意図で上映作品がプログラミングされているのか、映画祭全体の仕組みはどうなっているのかを知る機会はなかなかありませんよ。
 

理由2:字幕翻訳・吹き替え翻訳に興味があるなら…
「発表の場」でもある映画祭。翻訳の勉強を始める前に知っておくと◎

満仲 JVTA入学を検討してくれている方で、英日志望は「映画が好き」「海外の作品が好き」、日英志望だったら「特に日本の作品が好き」という方がほとんどだと思います。そういう皆さんにとっては、とても面白く、後々の勉強に生かせるセミナーだと思います。映像翻訳者にとっての「発表の場」でもある映画祭を先に知っておくことで、他の人よりも、もう一歩深いところに踏み入ることができますよ。映画祭上映作品の翻訳ってすごく限られた世界なのではないか、かなりハードルが高いのではないか――という声もあるのですが、「実はすぐ手に届くところにある」ということを知ってもらえるんじゃないかなと思います。上映作品の多くが国内初公開作品の映画祭。翻訳者として参加すれば作品をいち早く観られる上に、自分の付けた字幕で日本の人に観てもらえるという喜びもあります。また、映画祭上映作品の中から、後に一般劇場公開されるものも。ほかにも、映画祭では特集上映が多く、すごく著名な監督や俳優の作品に携わるチャンスもあります。
 

理由3:すでに映像翻訳の仕事を始めているなら…
“俯瞰して見る目”を養う場所として参加してみるべき!

満仲 例えば、チームで映画作品を翻訳する際、あるパートの一人だけがものすごくこだわって訳しても、作品全体として観たときにそこが浮いてしまったらよい字幕とは言えません。やはり全体のバランスが重要です。「全体を見据えて面白くする」という視点は映画祭のプログラマーのそれと似ています。お客さんが作品と字幕に触れる「ライブ」でもある映画祭――そのディレクターの方がどんな風に作品を選んでいて、どんな気持ちでプログラミングをしていて、映画祭を作っているのか、という想いを知るのは、映像翻訳者としてのキャリアを描く上で大切なことだと思います。全体を意識して翻訳できる人は意外と少ないもの。でも、プロの翻訳者は知るべきですよね。翻訳者としてステップアップしていくためには、避けては通れないのが映画祭です。作品を視聴者に伝えるための、もっともっと深い部分を知るための学びの場として参加してみてください。
 

映画祭プロデューサーの
想いや意図を学べるセミナー
満仲 もし、私がセミナーで荒木さんに質問する機会があるなら、「これは良かったな」という字幕や「これは嫌だった」という翻訳を、ぜひ教えていただきたいです。翻訳者ではない、映画のプロフェッショナルの方だからこそ、忌憚のないご意見をいただけそうです。翻訳者はロジックをもってその訳に行きついています。でも、そうではない視点で、映画をすごく好きで詳しい人が見た場合に、「字幕ってどう映るのか」は気になるところです。
 

映画祭について、一歩踏み込んだ内容を聞けるまたとない機会です。とにかく映画が好きな人はまだ発掘されていない監督をいち早く知れるセミナーになりますし、映像翻訳者を志している人にとっては、プロデューサーの目線に触れる良い機会になるはず。長年映画祭に携わっている荒木さんから映画祭の作り手の思いや意図を学べるセミナーをぜひ楽しんでください。
 
【どなたでもお気軽にご参加ください!】
JVTA特別公開セミナー
ぴあフィルムフェスティバル 総合ディレクターに聞く! 「映画祭」って一体なんだ?
https://www.jvta.net/extracurricular/pff/

 

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