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小学生・中学生のための最新仕事図鑑が発行!  映像翻訳者の代表として修了生、瀧澤理恵さんが登場

小学生・中学生のための最新仕事図鑑が発行!  映像翻訳者の代表として修了生、瀧澤理恵さんが登場
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小学生、中学生がさまざまな仕事について学ぶための本「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル」(小峰書店、4月5日発行)に、映像翻訳者の代表としてJVTA修了生の瀧澤理恵さんのインタビューが紹介されました。映像翻訳に興味を持ったきっかけは中学時代に夢中だった『ハリー・ポッター』シリーズだという瀧澤さんが、映像翻訳者の仕事の内容を子どもたちに分かりやすく解説。字数制限の難しさや、登場人物のキャラクターや生い立ちを理解した言葉遣い、調べものの重要性などにも触れており、映像翻訳とは何かを具体的に知ることができる内容となっています。
 

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本のタイトルにもある“キャリア教育”とは、子どもたち一人ひとりの社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを目的に、文部科学省が2000年から推進してきたもの。その一環として中学生が実際にさまざまな職場に行き、プロになるために必要な知識やスキルを具体的に学ぶ職場体験が行われています。同シリーズはそんなキャリア教育のガイド本。IT、メディア、ファッション、ショップ、フード、インターナショナルという6つのジャンルと、キャリア教育全体を解説したガイドブックを加えた全7巻で、さまざまな職種のプロへのインタビューで構成。小学校5~6年生から中学生を対象に、小学校や中学校の図書室や自治体の図書館などに設置され、多くの子供たちが手に取っています。映像翻訳者は、「インターナショナルな仕事」の一つとしてその巻の冒頭に登場。この巻には他に、留学カウンセラーや商社パーソン、旅行会社営業、日本ユネスコ協会連盟職員、JICA職員といった多彩な方々が紹介されています。制作・編集を手がけた株式会社オフィス303の安福容子さんに、今回の職業や人選のポイントなどについて聞きました。
 

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◆制作・編集を担当した安福 容子さん(株式会社オフィス303)のコメント
これまでこうした本に出ているのは「医師」や「保育士」など伝統的な職業が中心でした。しかし、近年はインターネットの普及などで働き方が多様化しています。そこで今回は、ここ最近注目を集め、今後もさらに需要が高まっていくと予想される職種をピックアップすることを重視しました。オーソドックスな職種だけでなく、YouTubeクリエーター、サウンドクリエーター、アナウンサー、CGアニメーターなど、今の中学生がリアルにあこがれるような職業も選んでいます。映像翻訳者の方にお話を聞きたいと思ったのは、NetflixやHulu、Amazonプライム・ビデオの世界的普及で1つのコンテンツが即座に各国で翻訳され同時に楽しめるようになった今、それを実現させている映像翻訳者の皆さんの活躍ぶりに注目したからです。映画やドラマなどが好きな中学生にとって憧れの仕事の一つのはず。プロの皆さんの具体的なアドバイスは、子どもたちに響くと思います。また、企業の場合は、コロプラや明治、クックパッドなど、中学生も知っている会社を選択しました。
 

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人選の最大のポイントは「今の中学生と同じカリキュラムで中学時代に自身もキャリア教育の授業を受けた世代」ということ。「現在は社会人として活躍している先輩も決して雲の上の人ではなく、中学時代には自分と同じようなことを勉強していたんだ」ということを伝えたいと考えました。興味深かったのは、ほとんどの方が職場体験では今の仕事はもちろん、当時の夢とも異なる仕事を体験していたことですね。でも、実際に体験したことで仕事をする厳しさや、さまざまな職種の人たちの苦労を理解できたと話していてくれていることに、意義があると感じました。
 

◆修了生・瀧澤理恵さんのコメント
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最初にお話をいただいたときは「まだまだ経験が浅い自分が紹介するなんておこがましい」という気持ちでしたが、主に中学生を対象にした書籍と聞いて考えが変わりました。私が翻訳を仕事にしたいと思い始めたのは中学生のときです。当時は情報を集めるのに苦労しましたし、「映像翻訳者」という言葉にもなじみがありませんでした。いまはさまざまな媒体を通して簡単に情報が手に入ります。この『仕事ファイル』が、将来なりたい職業に「映像翻訳者」という選択肢をプラスするきっかけになってくれればいいなと思います。
 

ちなみに瀧澤さんが中学生の時に職場体験に訪れたのは、保育の現場だったそう。想像していたより何倍もハードな仕事で、働いてお金をもらうことがどれだけ大変なことかを肌で感じたといいます。
 

JVTAにも以前、宝仙学園中学校の皆さんが訪れ、字幕作りを体験してくれました。
(その様子はこちらhttps://www.facebook.com/JvtaTokyoLa/videos/810009679038653/)。
JVTAでは現在、小学校から中学校、高等学校、大学などでも映像翻訳を指導しており、映像翻訳は、一つの職能として注目されています。このシリーズ本をきっかけに、今後映像翻訳者を目指す子供たちが増えていくことでしょう。この本はJVTAのロビーにも置いてありますので、ぜひ手に取ってご覧ください!
 

◆JVTA学校教育プログラム
http://www.jvtacademy.com/school/education.php

◆「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル」(小峰書店)公式サイト
http://www.komineshoten.co.jp/search/info.php?isbn=9784338309004

◆映像翻訳者が紹介されている「インターナショナルな仕事」はこちら
HPにも瀧澤さんが写真付で紹介されています!
http://www.komineshoten.co.jp/search/info.php?isbn=9784338309066

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