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映画のバリアフリー化で修了生が活躍!

映画のバリアフリー化で修了生が活躍!
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地上波放送では、ある程度導入が進んできた「バリアフリー字幕」。聴こえない、聴こえづらいという方が映像を楽しむ機会が増えつつあります。しかし、残念なことにDVDやBlu-rayでバリアフリー対応されたものはまだごくわずか。聴覚に障害のある方が映画などのコンテンツを楽しめないケースが多いのが現状です。
 
 

映像のバリアフリー化に取り組むNPO法人メディア・アクセス・サポートセンター(MASC)には、「映画を楽しみたい!」という聴覚障害者から、字幕を付けるなどして映画をバリアフリー化してほしいという要望が700件以上届いているそうです。そのためMASCでは、バリアフリー化されていない作品の字幕や音声ガイドなどを作り、そのデータを「おと見 バリアフリーデータ倉庫」で一般に公開しています( ※字幕閲覧には字幕配信DVDプレーヤー「おと見」のインストール、ユーザー登録が必要です)。
 
 

こうした「バリアフリー字幕」の1つとして、JVTAでは今回、『宮本武蔵 般若坂の決斗』という作品で字幕制作の協力をしました。制作は、バリアフリー講座の修了生4名が手掛けています。字幕制作には1カ月以上を費やし、その総仕上げとして1/21(水)に最終チェックのためにモニター試写を実施しました。
 
 

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試写に参加したのは、字幕制作者4名と講座修了生6名。さらにMASCの協力でお招きした難聴者モニターの西山萌(めぐみ)さんなども加えた総勢15名で、作品鑑賞をしながら字幕チェックをおこない、鑑賞後は全員でディスカッションをして字幕のブラッシュアップをしました。
※写真は西山萌(めぐみさん)左とMASCの 蒔苗みほ子さんです。
 
 
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健聴者の字幕制作者が見逃していたポイントなど、目からうろこの発見がいくつもあり、非常に有意義な試写でした。あらゆる人がビジュアルメディアを楽しむために、バリアー(障壁)を取り除くべくJVTAはこれからもこうした活動を積極的に続けていきます。
 

★JVTAでは、バリアフリー講座を開講しています。
講座の詳細はこちら
http://www.jvtacademy.com/chair/lesson3.php

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