花と果実のある暮らし in Chiang mai プチ・カルチャー集 Vol.100 ピーチ色のTシャツ
★「花と果実のある暮らし in Chiang Mai」
インパクト大の写真をメインにタイのリアルなプチ・カルチャーをご紹介しています。
3月頭に、タイ人作家さんがやっている草木染めのワークショップに行って来ました。今の時期、満開の花を咲かせているのは、東南アジアに生息し、flame of forest flower(森の炎:鳳凰木)と呼ばれる木。炎と呼ばれるほど、鮮やかなオレンジ色の花で染めるという企画です。そして、その花を持って行くとワークショップ代が無料になりますというキュートなアイデアも!確かにこの時期、道路沿いにオレンジ色の花が落ちてオレンジ色の絨毯のよう、という場面を目にします。リサイクルという意味でもそれを拾って染めができるとは、まだ田舎であるここだからこそ実現可能なアイデアですね。染め自体は何度かやったことはあるのですが、この季節のお花で染めるのは初めて。どんな色になるのか期待ワクワク。早速花を煮たエキスに薄汚れた私の白いTシャツを入れた瞬間、一気にきれいな濃いオレンジ色に染まりました。さてその後、乾かす時間が充分になく、みんな家に持ち帰って干すことに。しかし、帰宅後、すっかり家のゴタゴタに惑わされた私は、ビニールにTシャツを入れたまま寝てしまいました。翌朝起きて慌ててTシャツを出してみるとくしゃくしゃになっていたところがマダラになって、お世辞にもタイダイ染めとも言えない模様に…。


急いで何度も何度も洗濯をしていくとみるみるうちに色が消えていき、もうどうしようもないくらい薄くなって、ようやくマダラが消えたのでした。「なんだか貧弱になっちゃったなあ。」とがっかりしながらTシャツを干しておいたその日の夕方…夕日の中、乾いたTシャツがきれいなピーチ色に変身しているではないですか。濡れた状態では想像もしなかった、失敗から生まれたピーチ色のTシャツ。この手間のかかった季節色のTシャツは、アップサイクルされたお気に入りの一枚となりました。

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Written by 馬場容子(ばば・ようこ)
東京生まれ。米国大学でコミュニケーション学専攻。タイ、チェンマイに移住し、現在は郊外にある鉄工房でものづくりをするタイ人パートナーと犬と暮らす。日本映像翻訳アカデミー代々木八幡・渋谷校時代の修了生。
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花と果実のある暮らし in Chiang Mai
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