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生き残れ、夜明けまで。『ラン・オールナイト』の予告編

生き残れ、夜明けまで。『ラン・オールナイト』の予告編
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今年は過去の人気シリーズの続編が多く公開され、当コラムでもシリーズ映画の予告編を紹介してきた。そして続編とはいえないが、個人的には最近リーアム・ニーソンがアクション映画に立て続けに出演している点に注目している。これはもはやリーアムのアクション・シリーズと化しているのではないかと。だから今回は趣向を変え、“リーアムのアクション・シリーズ”の新作『ラン・オールナイト』の予告編を紹介したい。
 

予告編は、1本の電話で始まる。電話をかけたのは、リーアム・ニーソン演じる主人公ジミー。相手はニューヨークのマフィアのボス、ショーン(エド・ハリス)。ジミーはショーンに言う。「お前の息子を殺した」
 

ジミーは殺し屋としてショーンの元で働いている。2人は親友ともいえる仲だ。だが、ジミーは自分の息子マイク(ジョエル・キナマン)を守るため、仕方なくショーンの息子を殺してしまう。怒りに燃えるショーンはジミーに言い放つ。「覚悟しとけ。お前も息子を必ず殺す。どんな手を使ってもな」。対するジミーは「俺は全力で息子を守る」。仲間だった関係が一気に崩れ、追う者、追われる者に代わる展開が、サスペンスを盛り上げていく。
 

リーアムが『96時間』で元CIAの主人公を演じた時は、これまでの知的なイメージに加えてアクション俳優として新しい一面を開拓したと思った。しかし、その後は『96時間』の続編2本に出演し、さらに『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』とアクション映画に連続出演。観ている側は、ある不安を持つようになる。例えばジェイソン・ステイサムは『トランスポーター』でアクション映画俳優としてブレイクしたが、その後はどの映画でも無敵の男というイメージが出来上がってしまった。スティーヴン・セガールについては、『沈黙の戦艦』が公開されて以来、やたらタイトルに『沈黙の~』という邦題が付けられており、どれも同じような映画に思えてしまう。リーアムの出る映画も、どれも強い男が主人公になってしまうのではないか(言っておくが、自分はジェイソン・ステイサムの映画もスティーヴン・セガールの映画も好きである)。
 

本作の監督はジャウマ・コレット=セラ。これまで『アンノウン』『フライト・ゲーム』でリーアムの主演作を監督してきた。『アンノウン』では記憶を失った男、『フライト・ゲーム』では飛行中の旅客機の中で殺人犯を捜す男を主人公にし、観客の予想を超える捻った展開を加えたサスペンスに仕上げた。だが『ラン・オールナイト』は逃げる主人公とその息子という、直球なストーリー。これまでセラ監督が見せてきたトリッキーな手腕は、封印しているのか。そこらへんは気になるところだ。
 

予告編に戻る。ジミーは息子を守るために、ショーンの部下、さらにショーンに買収されている警官からも命を狙われるという、最悪の状態から逃亡を開始する。ジミーとマイク親子に残された道は、夜明けまで逃げ切ること。タイムリミットは夜明けまで。崖っぷちに立たされ、命を懸けた親子の一夜の結末は? 果たして逃げ切ることはできるのか? 劇場で確認してきます!
 

今回注目した予告編:『ラン・オールナイト』
監督:ジャウマ・コレット=セラ
出演:リーアム・ニーソン、エド・ハリス、ジョエル・キナマン
5月16日から公開
公式サイト:

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