News
NEWS
戦え!シネマッハ!!!!inCO

希望は、死なない。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の予告編

希望は、死なない。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の予告編

【最近の私】お気に入りの映画館、新宿武蔵野館がリニューアルしました。これからも通いたいと思います。
 

去年公開された『スター・ウォーズ』シリーズの新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、世界的な大ヒットを記録した。以降シリーズは2年に1本が公開され、その合間にスピンオフが製作される。今回はスピンオフ第1弾として来月公開される『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の予告編を紹介したい。
 
 

予告編は、「もうひとつの、スター・ウォーズ」というテロップと共に始まる。主人公ジン(フェリシティ・ジョーンズ)は書類偽造、窃盗などの罪に問われる女性だ。反乱軍の指導者がジンに「帝国軍の究極兵器デス・スターの完成が近い。破壊する方法を考えなければ」と言う。なぜジンに? デス・スターを開発したのは、科学者であるジンの父親だったのだ。そしてジンは、デス・スターの設計図を手に入れる作戦に参加するのだった…。
 
 

『ローグ・ワン』は、『スター・ウォーズ』エピソード3と4の間の物語となる。4で登場した帝国軍の兵器デス・スターに関わる作戦が、本作のストーリーとなっている。反乱軍は「帝国軍に降伏する以外、我々に選択肢はない」と絶望的な雰囲気だ。だがジンは「反乱軍は望みを捨てるの?」とあきらめない。ジンに手を貸すのは反乱軍の情報将校キャシアン(ディエゴ・ルナ)と盲目の僧侶チアルート(ドニー・イェン)。チアルートは盲目だが武術の達人である。たぶん『座頭市』がモデルなのかと思うのだが、それなら日本人の俳優を選んでほしかった。ドニーは『イップ・マン』などで人気の香港の俳優だが、来年公開のアメリカ映画『xXx<トリプルX>:再起動』にも出演している。これからはハリウッドでも注目を浴びるかもしれない。
 
 

反乱軍には他に、ベイズ(チアン・ウェン)にボーディ(リズ・アーメッド)、さらにソウ(フォレスト・ウィテカー)も参加する。そして『アイアン・ジャイアント』のロボットのようなドロイドのK-2SO。K-2SOは今回の作戦は「97.6%の割合で失敗する」と冷静すぎる分析をする。ミッションに集まったのは、それぞれワケありそうなメンバーたちだ。彼らのグループ名は、ローグ・ワン。この名はエピソード5の『帝国の逆襲』で帝国軍と戦った反乱軍の部隊の名と同じである。メンバーは予告編を見る限り7人。何かことを成すための人数は『七人の侍』のように、7人なんですね!
 
 

スピンオフ製作中から、エピソード4~6で強烈なイメージを観客に残した悪役ダース・ベイダーが登場するのではというウワサが流れていた。そして、予告編でベイダーが遂に出てきました。ヤッター!
 
 

予告編の終盤は、宇宙で戦闘機が飛び交い、地上ではジャングルでの銃撃と爆発が炸裂し、戦争映画のように激しいシーンが繰り広げられている。圧倒的に不利な状況でも、ローグ軍団は戦う。チームが一丸となって強大な敵と戦うって、SF版『エクスペンダブルズ』みたいで燃える内容だ! 『スター・ウォーズ』待望のスピンオフとして、注目される本作。どんな内容なのか楽しみで、毎日のように予告編を見続けている。作戦の結末は、もちろん映画館で見届けてきますよ!
 
 

今回注目した予告編:『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
監督:ギャレス・エドワーズ
出演:フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ、ドニー・イェン
12月16日より公開
公式サイト:http://starwars.disney.co.jp/movie/r1.html
 
 

—————————————————————————————–
Written by 鈴木 純一(すずき・じゅんいち)
映画を心の糧にして生きている男。『バタリアン』や『ターミネーター』などホラーやアクションが好きだが、『ローマの休日』も好き。
—————————————————————————————–
 

戦え!シネマッハ!!!!
ある時は予告編を一刀両断。またある時は悪役を熱く語る。大胆な切り口に注目せよ!