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英語字幕のアイデアも飛び出した!国際交流基金ロサンゼルスで映像翻訳セミナーを開催

英語字幕のアイデアも飛び出した!国際交流基金ロサンゼルスで映像翻訳セミナーを開催
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11月7日に国際交流基金ロサンゼルス支部(Japan Foundation Los Angeles)で、ロサンゼルス校マネージャーの相原拓が講師として「THE ART OF SUBTITLING: WORKING BEHIND THE SCENES」と題したレクチャーを英語で行いました。

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◆アメリカでの日本語作品の人気を確認
この日は、主に日本の映画やドラマ、アニメ、英語字幕に興味のある方々が参加。来場者は日本語の勉強をしている方や、別の言語の翻訳をしている方とさまざまです。ほとんどの方がNetflixやHuluを利用していて、日本語の作品を英語字幕つきで楽しんでいるようです。例えば、映画『タンポポ』はなんと会場の半数近くの方が見ていました。アメリカでのラーメン人気にも関係あるのかもしれません。
 
◆実際に例を見て、字幕ルールの大切さを実感
いよいよ字幕についてのレクチャーに入ります。字幕制作にはルールがあり、制限文字数に近づけないといけません。また、情報の取捨選択・会話のリズムやトーン・文化的背景など考慮する点がたくさんあることについて、皆さん熱心にノートを取りながら興味深そうに聞いていました。日本語独特の言葉をどれだけ英語としてそのまま生かすかも、英語字幕では悩むところ。セリフとタイミングがずれた字幕や、まじめなキャラクターのセリフにギャング調の字幕をつけた悪い例などを実際に見ることで、ルールの大切さについて考えました。
 
◆字幕のアイデアはあふれんばかり!
人気アニメを見ながら字幕を考えてみるコーナーでは、参加者からさまざまなアイデアが出て盛り上がりました。字幕のコツを覚えるのが早い方も多く、鋭い意見も挙がりました。最後のQ&Aでは英語字幕の需要や字幕制作ソフトの使い方など、翻訳作業の細かいプロセスについて具体的な質問が多く出ました。
 
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参加者の満足度も高く、実りのあるレクチャーになりました。ロサンゼルス校で学び、映像翻訳者を目指す方がますます増えてくれると嬉しいです。

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