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「幅広い分野について、自分の英語で説明できるようになりたい」ロサンゼルス校通訳クラス受講生インタビュー

「幅広い分野について、自分の英語で説明できるようになりたい」ロサンゼルス校通訳クラス受講生インタビュー

インバウンド市場が年々拡大する中、通訳者の仕事が増加している。昨今は国際的な大会議や商談、専門知識が必要な現場での対応だけにとどまらず、観光地を案内する通訳ガイドや会食のサポートなど、通訳スキルは様々なフィールドで必要とされている。

JVTAのロサンゼルス校では、以前から通訳や実務翻訳の授業を行っている。2025年9月には期間限定の「通訳ブートキャンプ」を初開講し、日本から10名以上の参加者が渡米した。

そんなロサンゼルス校で長年通訳を学んでいるのが、有久亨子さんだ。
有久さんはアメリカ滞在歴30年以上。渡米当初は英語を学ぶ学校に通い、その後秘書養成学校にも通学。やがてニューヨークで働きはじめ、およそ8年前にカリフォルニアに移住。そのままアメリカでの生活をつづけている。長らく公認会計士として働き、現在は引退している。

ロサンゼルス校受講生 有久亨子さん


ロサンゼルス校で通訳を学び始めたのは、仕事の引退を目の前にした時期だ。引退後にはやりたいことをやりたいと考えていた有久さんは、元々英語好きだったこともあり通訳を学ぶことにした。

とはいえ、有久さんはアメリカに長く滞在し就業経験もある。そんななかで通訳を学ぶことにしたのはなぜなのか?

「アメリカ滞在は長いのですが、自分では英語も日本語も中途半端だと感じていたんです。それで英語を一からやり直したいと思いました。アメリカ人と結婚していますが、夫の話す言葉が早くてついていけないこともしばしばあるんです。」

有久さんはニューヨークとカリフォルニアの会計事務所で働いていたため、会計畑の英語表現には強かった。しかし、政治経済など自分にとってあまりなじみのない分野の話になると、「?」となってしまっていたという。もっと幅広い分野について話ができ、説明やプレゼンもできるようになりたいと思ったのが学習のきっかけだったそうだ。

クラスメートが使う英語表現も勉強になる
JVTAの通訳コースでは、金融・経済・医療・教育など、様々な題材を使って通訳のスキルを習得していく。授業を通して新しい分野について学ぶことで、自分自身の視野も広がっていくと有久さんはいう。
また、クラスメートの通訳を聞くことで新しい言い回しを学べるのも授業の良い点だと感じている。受講生の「間違い」は、お互いに学び合うことができるポイントだ。クラスメートの英語表現を聞くことも、「こういう言い方もできるのか」と学びになる。

学習スタート時はリテンション(聞き取った情報を短期的に記憶すること)能力がなく、間違いを恐れる気持ちもあり授業についていくのが辛いと思ったこともある。授業中に間違うとよく「すみません!」を連発していたという。しかし授業で訓練を続けるうちに、段々と答えが出てくるようになった。

「授業では事前に新しい単語を3つ調べてきてみんなの前で発表するタスクや、授業後にその日の内容をサマライズしてみる時間があったりします。自分で単語を調べる習慣にもなりますし、サマライズは『自分の言葉で説明する』という練習になります。」

講師からも「前より話し出しが良くなった」と褒められたそうで、それがやる気につながっているという。昔は授業をつらく感じるときもあったそうだが、今は「楽しみ半分・苦しみ半分ですね」と笑う。

人前で抵抗感なく英語を話せるようになりたい
本格的な通訳者に憧れはあるものの、当面の目標は「人前で抵抗感なく英語を話せるようになること」だと有久さんは言う。英会話はできるが、「多くの人の前で話す」ことには未だハードルを感じている。通訳の練習を通して、人前でも緊張せずに、自分の英語で話ができるようになることを目指している。そして自分の意見を自信持って人前で述べることができる英語力を身につけること、同時に幅広い知識を得て心豊かになること、またそれにより、個人的な達成感や充実感を得ることができればと言う。その先で、機会があれば医療関係等の通訳に携わることにも興味を持っている。

通訳訓練は、本格的な会議や交渉の場に出る人だけに必要とされるものではない。有久さんのように人前で自信をもって英語を話したい方、自分の言葉で説明をしたい方にとっても役立つものである。

プロの通訳者を目指す方はもちろん、英語で自信をもって説明ができるようになりたい方、人前でも堂々と英語で話せるようになりたい方にも、通訳クラスはおすすめである。

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