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映像翻訳ニーズの新トレンドが拡大中! 注目のYouTube動画をJVTAが字幕でサポート

映像翻訳ニーズの新トレンドが拡大中! 注目のYouTube動画をJVTAが字幕でサポート
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これまで映像翻訳者の主な活躍の場は、劇場公開映画からDVD、専門チャンネルで放送されるドラマやドキュメンタリー、そしてサブスクリプションサービスで配信されるコンテンツと、時代とともに移り変わってきました。そして今、動画共有サービスの普及により、インターネットで視聴できる動画コンテンツはさらに多様性を増し、映像翻訳のニーズを高める新たなトレンドが生まれています。その代表格がYouTubeです。インターネット上でユーザーが生成し投稿されたコンテンツを表す「User Generated Contents(以下、UGC)」という概念が定着し、テレビ、映画などの中で活動していたアーティストや企業がオフィシャルのチャンネルを開設し、自ら動画を配信するケースが急増しています。

 
JVTAでも昨今、YouTube配信用動画の字幕制作の依頼が増えています。企業が発信するPR動画や学習のための講義動画、ファッション雑誌の情報サイト、アニメの製作者が自ら解釈について語る動画、アーティスト発信の動画コンテンツなどそのジャンルはさまざまです。現在、YouTubeですぐに見られる今話題のサイトをいくつか紹介します。

 

◆『HYADA in my room』

【ゲスト:千葉雄大①】HYADA in my room #001 | Guest: Yudai Chiba_1

 
ホストは、音楽クリエイター・ヒャダインさん。リモートでつないだ様々なジャンルのゲストを迎えて自宅同士で“雑談”をするトークショーです。第1回目のゲストは俳優の千葉雄大さん。お2人がプライベートな空間でゆるいトークをしており、素の部分が垣間見えるのが魅力です。JVTAはこの会話の英語字幕を担当しています。ヒャダインさんはアイドルやアニメ、ゲーム関連などサブカルチャーで活躍しており、チャンネル登録者数は10万人以上。海外のファンも意識したコンテンツとなっており、動画は公開後約3日で再生回数が5万回をこえる人気ぶりです。映像翻訳者目線で見てみましょう。

 
・映像に英語字幕を焼き付け 誰でも英語字幕を見られる
このコンテンツが従来の芸能人ユーチューバーの動画と違うのは、海外の視聴者を意識してはじめから英語字幕を焼き付けていることです。YouTubeのオプションとして字幕が出るのではなく、動画を見た人はすべて英語字幕付きで見られるようになっています。動画の完成と同時に英語字幕制作を開始し、動画を公開する時点ですでに英語字幕付きになっているのです。毎週アップされる動画は、翻訳者が日本語の聞き取りからスポッティングと訳出までを数日で作業し、チェックが済んだ字幕を焼き付けられて公開されます。

【ゲスト:千葉雄大②】HYADA in my room #002 | Guest: Yudai Chiba_2

 
・❝雑談❞の翻訳は、映像翻訳者の得意分野
書籍や文書などの書かれた文章の翻訳は、原文に一貫した文脈と整合性があるケースがほとんどで、丁寧に訳出することで原文のニュアンスを伝えることが可能です。それに比べ、こうした即興的な雑談形式の会話は、話している言葉をそのまま翻訳するだけでは会話の内容が伝わりにくく、2人のあいだで前提とされている文脈を補足するために情報を加えたり言葉を言い換えたりする工夫が必要とされます。話者それぞれの意図ややりとりの流れを理解し、日本語で見ている人が面白いと思う感覚を伝える英語字幕にするには、高度なスキルが求められるのです。まさに、映像翻訳者にとっては得意なジャンルと言えるでしょう。

 
・映像翻訳者ならではのテクニックが満載
フリートークなので、2人が同じタイミングでお互いの声にかぶるように言葉を発していることも少なからずあります。そんな時は1つの字幕に2人のセリフを同時に表示するなど、会話の内容に合った字幕の加工方法で対応します。台本がないアドリブの会話を耳で聴いたときの面白さを文字化してどう面白く見せるか、何気ない一言にもチャレンジングなポイントが詰まっています。映像翻訳者ならではのテクニックがさまざまな所で使われていますので、皆さんも字幕にも注目しながら研究してみてください。

【ゲスト:千葉雄大③】HYADA in my room #003 | Guest: Yudai Chiba_3

 
・日本の文化は補足して伝える
英語字幕の翻訳で最も難しいのが文化の違いです。有名人の名前や番組名、店名など日本では誰もが知っている話題でも海外では知られていないものが多いですよね。会話の中にさりげなく出てきたキーワードをいかに咀嚼して自然に翻訳するかも映像翻訳者の腕の見せ所です。下記に挙げた例などは動画ではテロップなどで補足説明を入れています。皆さんは下記の言葉をどんな英語字幕にしますか? ぜひ動画で確認してみてください。

 
(髪型が)花輪クンみたい(千葉雄大さん①)
(髪型が)ボヘミアンの葛城ユキさん(千葉雄大さん①)
トゥギャザーしようぜ(千葉雄大さん①)
お題の上の句と下の句を考える(千葉雄大さん②)
(モノマネの話題で)IKKOさんというテッパン(千葉雄大さん②)
おしゃー(千葉雄大さん③)


 

◆『子どものための新型コロナウイルス予防』
英語版

スペイン語版

NHKエンタープライズが子供向けに新型コロナウイルスに関する映像を制作。日本だけではなく、世界の人たちにも見てもらいたいということで、JVTAが英語とスペイン語の吹き替え版制作を担当しました。現代の子どもたちにとって、YouTubeから情報を得るのは当たり前の手段。重要なことを伝えるのにYouTubeは有効な手段と言えるでしょう。

 
◆I’m Sora Project

アイムソラさんは日本語と英語のバイリンガルの男性VTuber(バーチャルユーチューバー)。アニメやゲームが大好きで国内外のサブカルチャーを紹介してます。JVTAが英語字幕と日本語字幕を担当しています。

 
現在多くのYouTube動画が字幕を必要としており、JVTAは今後もサポートしていきます。ぜひ、皆さん字幕もチェックしてみてください!

 
★私も字幕を作ってみたい!という方はリモート参加できる「無料 英日オープンスクール」へ
https://www.jvta.net/tyo/open-school/
◆「無料 英日オープンスクール」のご参加が難しい方は、リモートによる個別相談へ
詳細は▶こちら
【問い合わせ】
電話 03-3517-5002
メールアドレス seminar@jvta.net
 

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