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恵比寿映像祭 自然を舞台にアートを作る

恵比寿映像祭 自然を舞台にアートを作る
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映像翻訳者の活躍の場は映画やドラマだけではありません。ときにはアート作品の字幕を手がけることもあります。例えば東京都写真美術館が毎年開催している恵比寿映像祭もその一つ。このイベントで紹介されるのは、映像作品の上映だけでなく、オブジェやインスタレーションの展示、トークセッション、音楽やダンスのパフォーマンスなどさまざまなジャンルの作品たちです。JVTAでは毎年このイベントに協力しており、今年は8名の修了生が、7本(上映作品1本と展示作品6本)の映像作品の日本語字幕を担当しています。
 

8回目を迎える恵比寿映像祭の今年のテーマは「動いている庭」。この言葉は世界各地の公園やガーデンを手がけるフランスの思想家で庭師のジル・クレマンの2015年の著書「動いている庭」から引用されたものです。クレマンは、荒地で自生する植物のあり方をモデルとし、土地や植物の本質を探りながら作り上げる、独自の庭園を世界各国に展開しています。今年は美術館という枠を飛び越え、大自然を舞台に構築された壮大なアートの数々を見ることができます。
 

また、ランドアートも今年のみどころの1つです。ランドアートとは、1960年代末から70年代にかけて出現したアートのジャンルのひとつで、屋外で土や石、砂など自然にある素材を用いて砂漠や平原などに作品を作り上げていきます。例えば、ナスカの地上絵などもランドアートのひとつといわれています。ランドアートの代表的なアーティスト、ロバート・スミッソンがマンハッタンで小さな浮島をけん引して水上を移動していく様子を映像で捉えた『マンハッタン島を周遊する浮島』や、スミッソンの3作品を映像に記録した12分の映像作品『ランダウン』など自然と人間が作り上げた壮大なアートをお楽しみください。
 

今年は、恵比寿ガーデンプレイス内のザ・ガーデンホール、恵比寿ガーデンシネマなどを中心とした各所で作品が展示されます。上映作品やライブは有料ですが、無料で楽しめる展示も多いので皆さんもこの機会にアートの世界に触れてください。スタートはいよいよ2月11日(木・祝)。ぜひお出かけください。
 

★JVTAが携わっている作品
 

◆上映作品 恵比寿ガーデンシネマ 前売:500円 当日:1,000円
『トラブルメイカーズ ランドアートの話』
 

◆展示作品 ザ・ガーデンホール 入場無料
『自明の物事』13分
『マンハッタン島を周遊する浮島』
『ランダウン』12分
『ウォー・ピクルス・プロジェクト』28分
『ウォー・ピクルス・プロジェクト』17分
『橋の下から』 22分
 
 

恵比寿映像祭 公式サイト
http://www.yebizo.com/

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