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日本アカデミー賞受賞作品も上映!世界最大級の日本映画祭「ニッポン・コネクション」が今年も開催

日本アカデミー賞受賞作品も上映!世界最大級の日本映画祭「ニッポン・コネクション」が今年も開催

世界最大級の日本映画祭「第25回ニッポン・コネクション」が2025年5月27日~6月1日にドイツのフランクフルトで開催される。記念すべき第25回目となる今回は、最新の日本映画67本のプレミア上映を含め、約100本の短編・長編映画がフランクフルト市内10カ所の会場で上映。さらに映画制作者やアーティストの来場、カルチャーイベントなどの開催も予定されている。

今年の映画祭は、前田哲監督によるコメディ『九十歳。何がめでたい』で開幕。草笛光子氏が数々の文学賞を受賞した作家である主人公を演じ、90歳を迎えた女性のユーモアあふれる日常を描いた作品だ。また、第48回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いたインディーズ発のタイムトラベル・コメディ『侍タイムスリッパー』(安田淳一監督)や、同じく日本アカデミー賞を受賞した劇場アニメ『ルックバック』(押山清高監督)など、日本映画界の話題作を幅広く紹介する多彩なラインナップとなっている。

『九十歳。何がめでたい』
Ⓒ2024″90 Years Old-So What?” Film Partners  ⒸAiko Sato/Shogakukan

『侍タイムスリッパー』
© 2024 MIRAIEIGASHA

『ルックバック』

JVTAが英語字幕を付けた作品も上映予定。新たな才能と実験的な作品が集められた部門である「ニッポン・ヴィジョンズ」部門にて、『嬉々な生活』(谷口慈彦)と『雨花蓮歌』(朴正一監督)の2作品が上映される。どちらも日本国外初上映となり、『雨花蓮歌』の上映時には朴監督も登壇予定だ。このニッポン・ヴィジョンズ部門では審査委員によって選出される「ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞」、「ニッポン・ストーリーテリング賞」、そして観客投票によって決定する「ニッポン・ヴィジョンズ観客賞」の3つの賞が授与される。JVTAは長年ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞のアワード・スポンサーを務めており、特典として受賞者の次回作に英語字幕を無償で提供する。
▶ニッポン ・ヴィジョンズ部門の詳細・お申し込みはこちら

また、JVTAの日英映像翻訳講師による「Online Workshop: Subtitling」も開催。『ゴジラ-1.0』(2023)の英語字幕翻訳も担当したトニー・キム講師が、実際の日本映画のシーンを取り上げながら字幕制作について解説する。こちらはオンラインで開催されるワークショップなので、日本を含む世界中から参加可能となる。

■オンライン・ワークショップ Subtitling-Workshop
2025年5月31日(土)14時スタート
※日本では2025年5月31日(土)21時スタート
▶詳細・お申し込みはこちら

さらに、JVTAの指導の下で海外の大学で日本語を学ぶ学生が英語字幕をつける海外大学字幕プロジェクト(GUSP)の課題作品となった日本の短編映画も2本上映。JVTA Meets PIA Film Festival: Shortsとして、『サンライズ』(八代夏歌監督)と『ちあきの変拍子』(白岩周也監督、福留莉玖監督)が、海外の大学生が制作した英語字幕付きでお披露目となる。
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この他、国際的に活躍する音楽ユニットのチャラン・ポ・ランタンを始めとする各種コンサートでは、クラシックからJ-POP、ロックまで幅広いジャンルの音楽を楽しむことができる。さらに2025年大阪・関西万博(EXPO 2025)の開催に関連して、ドイツ館のライブ配信ツアーも実施される予定だ。

上映作品の詳細やワークショップ、その他イベント情報については公式サイトからチェックを。

「ニッポン・コネクション」公式サイト

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「海外大学字幕プロジェクト(GUSP)」の詳細はこちら

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