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【開催レポート】ポイントは「面白い」「読みやすい」「楽しめる」! 第1回字幕ハッカソンに40名の参加者が集結

【開催レポート】ポイントは「面白い」「読みやすい」「楽しめる」! 第1回字幕ハッカソンに40名の参加者が集結
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8月23日(日)、日本映像翻訳アカデミー(JVTA)では、「第一回 字幕ハッカソン」が開催されました。これは、JVTAでこの夏開催のリモートイベントシリーズ「サマスク2020」の目玉企画のひとつです。
 

ハッカソン10 - コピー
 

参加者はおよそ40名。グループに分かれ、ディスカッションを重ねて自分たちの力で短編作品を翻訳し、その出来ばえを競います。
 

まずはイベントをリードする本科講師・桜井徹二と藤田奈緒から、字幕翻訳するために必要な考え方やルール説明を。字幕は一秒につきおよそ4文字であることや、適切な改行の仕方などの基本を押さえたら、さっそくグループに分かれてディスカッションの開始です。休憩をはさみながら、学生・社会人とさまざまなバックボーンをもった参加者らがオンラインでより良い字幕として仕上げるためのディスカッションを行います。
 

ハッカソン16
 

“ハッカソン”とは、ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた言葉。もともとは、プログラマーやシステム設計者などソフトウェア開発に携わる人々がチームを作り、短期間でプログラムの開発やサービスの考案などを共同作業で行い、その優劣を競い合うイベントを指します。今回のイベントは、その字幕翻訳版。メンバーで字幕を公平に分担するもよし、全員で力を合わせて頭から翻訳していくもよし。円滑に作業を進めるにはリーダーシップやコミュニケーション力も問われます。これらの力は、実際のプロの字幕翻訳者の現場においても求められる資質です。
 

ハッカソン30_
 

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【課題作品は映像翻訳を学ぶために作られたオリジナルのコメディなど。撮影場所はなんとJVTAオフィス内!】
 

11チームの字幕が完成したら、優秀賞3作品を桜井・藤田が厳密な審査の上、選び出します。選考にあたって桜井は「字幕に“正解”というものはなく、特に今回は『面白い』『読みやすい』『楽しめる』の3つのポイントを見ました」。
 

優秀賞に選ばれたチームの皆さんからは「初めて触れる字幕翻訳は、想像していた以上に難しかった。字面通りに訳すのではなくて、登場人物の声の調子やしゃべり方までも訳文に影響するのだと思った」「字幕翻訳は少し経験したことがあったが、この短時間でつけるのは初めて。それでも面白いと言ってもらえてうれしい」「自分は外国人で、英語を聞きとることは得意だが、日本人のくだけた話し方でセリフを作ることが大変だった。これを機に、もっと日本のことを学んでみたいと思った」とさまざまな声が上がりました。
 
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