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【児童書の人気シリーズを執筆した修了生・小松原宏子さん】 伝えたい相手に寄り添う言葉選びとは?

【児童書の人気シリーズを執筆した修了生・小松原宏子さん】 伝えたい相手に寄り添う言葉選びとは?
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「児童書や絵本の翻訳と執筆は、大人向けの作品より易しいはず!」
それは翻訳者としての配慮が足りない、かもしれない…。

 

翻訳者に求められるのは、視聴者や読者に寄り添った言葉づくりだ。社会問題をテーマにしたドキュメンタリー、10代の学生が主人公のラブコメディ、シリアスな展開のミステリー…。さまざまなジャンルに向き合うなかで、それぞれの作品に合わせた言葉のトーンや表記を適切に見極める必要がある。まして、まだ多くの言葉や漢字を知らない子どもを対象にした作品であれば、なおさらだ。対象年齢に応じて使える漢字も限られるので、必然的に平仮名が多くなる。ゆえに、字数が増えるだけでなく、適度なスペースなどを用いてぱっと見ても読める見やすさも考える。難しい言葉は分かりやすく言い換えたり、かみ砕いたりしなければならない…。子ども向けの作品は大人向けの作品以上に深い配慮と工夫が大切なのだ。
 

では、伝えたい相手に寄り添った表現とは何か?
JVTAでは、このテーマを掘り下げるセミナーを8月11日(金)に開催する。
 

小松原宏子さん

講師は、『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス』新訳版(静山社)や「あしながおじさん」(学研教育出版)、「若草物語」(学研教育出版)など世界の名作の翻訳を手がけるほか、自らも多くの児童書を執筆する修了生、小松原宏子さん。今年2023年にも児童書『体育委員はなやみすぎ』『図書委員は泣かない』『放送委員はにんきもの』の3冊がほるぷ出版から発売されたばかりだ。これは、「青空小学校いろいろ委員会」シリーズで、青空小学校、4年1組の生徒たちの日常が描かれている。特筆すべきは、「学級委員」「放送委員」「飼育委員」など委員会にフォーカスしていること。すでに6冊が発行されるなど人気を集めている。

 

また、絵本「ひかりではっけん!シリーズ」(くもん出版)では、人体や恐竜、海の生物、ジャングルなど多彩で専門的なテーマを子どもたちにも分かるやさしい言葉で訳したり、世代を超えて愛される名作を現代の子どもたちに響く言葉で訳したりするなど、児童書という高度なジャンルにおいて経験豊富な第一人者として多彩に活躍する小松原さん。そんな小松原さんのお話には、映像翻訳者はもちろん、すべての言葉のプロが知っておきたい“伝えるヒント”が満載だ。当日は、小松原さんがこれまで実際に遭遇した実例と共に適切な言葉選びについて具体的に解説する。
 
「private」や「camouflage」
あなたなら、どんな言葉で子どもたちに伝えますか?

 
これから翻訳を学びたい方はもちろん、翻訳原稿や日本語表現にさらに磨きをかけたい方はぜひご参加ください。
 

◆世界的名作アリスの翻訳者小松原宏子氏に聞く!
“分かりやすい言葉”を編み出すコツ
2023年8月11日(金)19:30‐20:30 ※日本時間
オンライン開催/参加無料
 
詳細・お申込みはこちら
https://www.jvta.net/tyo/summer2023-literature/

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