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映画『もったいないキッチン』 オンライン完成披露試写会に新たな可能性が見えた!

映画『もったいないキッチン』 オンライン完成披露試写会に新たな可能性が見えた!
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4月2日(木)、ドキュメンタリー映画『もったいないキッチン』のオンライン完成披露試写会が行われ、JVTAスタッフがオフィスのデスクから参加しました。この作品は、日本語、英語、ドイツ語が混合しており、JVTAが日本語字幕と英語字幕を手がけ、4人の修了生が担当しています。(日本語字幕:武富香子さん、チェックは渚あゆみさん・英語字幕:Sarah Limさん、チェックは横山治奈さん)



 
日本の食品廃棄量は年間2,759万トン、そのうち食べられるのに捨てられる食品「食品ロス」の量は年間 643万トンにのぼります。この現実を知り、行動を起こしたのはオーストリアのダーヴィド・グロス監督。通訳の塚本ニキさんと共に、日本国内の食品廃棄工場や、農家、レストランなどをキッチンカーで4週間かけて巡り、廃棄される食材で料理を作る姿が描かれています。
『もったいないキッチン』main
©UNITED PEOPLE

同作品のプロデューサーの関根健次さんによると、この日オンラインで参加したのは約100名。当初は渋谷のユーロライブで行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となり、急遽オンラインにすることで実現できたそうです。ダーヴィド監督は来日できずに、ビデオメッセージが共有された後、作中で出演者の塚本ニキさんや、取材先のお店や料理人の皆さんも一緒に映画を鑑賞しました。
「もったいないキッチン」0402オンライントークイベント写真
※UNITED PEOPLEより提供

 
面白かったのは、映画を鑑賞中にチャット機能を使い、参加者がリアルタイムで感想を共有できたことです。はじめは、「〇〇さん、マイクをオフにお願いします」という業務的なメッセージのみでしたが、「こうして和気あいあいとおしゃべりしながら料理をできたころが懐かしいです」という書き込みをきっかけに、「早くコロナ感染を収束させて、みんなで食卓を囲みたいですね」といった励まし合うメッセージが寄せられ、チャットはとても賑やかに。「この料理、おいしそう!」「昆虫ラーメンってどんな味?」「もったいないの輪が広がっていきますね」などリアルタイムの会話がとても楽しく、オンラインならではの新たな可能性が感じられる企画となりました。
『もったいないキッチン』sub1 『もったいないキッチン』sub2
©Macky Kawana

上映後は、プロデューサーの関根さん、通訳の塚本ニキさん、食品ロス問題ジャーナリストの井出留美さんなど出演者の皆さんがオンライン上で舞台挨拶に登壇。食べ物は“もの”ではなく、命。大量生産、大量消費、大量廃棄を見直していきたいという皆さんの強い想いが伝わってきました。ニキさんがおすすめの生ゴミコンポストのサイトのリンクをチャットですぐに共有してくれたのも、オンライン試写会ならではでした。公開は8月の予定。今後も翻訳者の声など交え、この作品を紹介していきます。お楽しみに!

 
poster
『もったいないキッチン』
8月、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー
公式サイト https://www.mottainai-kitchen.net/

 
プロデューサー・関根健次さんのブログでも当日の様子が紹介されています。
http://sekinekenji.info/archives/2019

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