News
NEWS
TYO

SDGsの目標達成期限まであと4年半。映画上映を通して、「一人ひとりができること」を考える

SDGsの目標達成期限まであと4年半。映画上映を通して、「一人ひとりができること」を考える

「WATCH 2026: For a Sustainable Future(以下、WATCH 2026)」は、国内外の大学生がSDGsをテーマにしたドキュメンタリー作品の字幕翻訳を手掛け、その上映とトークセッションなどを行うインターンシップ・プログラムだ。国内外から約25名の大学生がインターンとして参加し、上映作品の日本語字幕・英語字幕の制作に取り組んでいる。さらに、翻訳した作品の上映イベントの企画・運営・広報まで、インターン生が主体となって行う。

社会課題への理解を深めるため、作品テーマにまつわるトークセッションも実施
映像翻訳では、言語を置き換えること以外にも様々な作業が求められる。作品のテーマに関する周辺情報をリサーチすることもその一つだ。今回の上映作品の翻訳にあたっては、「気候変動」や「食糧生産」などの社会課題に対する理解が必要となる。インターン生はこのような問題について自ら学び、学んだ知識を字幕翻訳に取り入れている。

そしてその知識が活かされるのは、翻訳作業だけではない。WATCH 2026の特長のひとつとして、上映会と共にゲストを招いたトークセッションの実施がある。そのトークセッションの企画もインターン生自身が行っており、翻訳を通して学んだ知識はその企画で大いに活かされる。

トークセッションの企画を行う「イベントチーム」に参加する河野凪さん(東京外国語大学4年生)は、「上映後のトークセッションまで参加してもらうことで、作品や作品にまつわる社会課題についてより深く考えてもらいたい」と願う。

「イベントチームが中心となって東京外国語大学での上映イベントの準備を進めています。上映後のトークセッションにてゲストの方に聞きたい質問はインターン生から募集しました。字幕翻訳のために入念な下調べをしたからこそ生まれた、学生の疑問や感想をトークセッションでぶつけることで、活発な議論が交わされると思います。ご来場のお客さまには、映画本編だけでなくトークセッションまでご参加いただくことで、より深く作品について、また作品にまつわる社会課題について考えていただけると嬉しいです。」(河野さん)

河野さんをはじめとするイベントチームは、上映会当日にスムーズな進行が出来るように打ち合わせを重ねているという。本上映会はZoomでのライブ配信も実施予定なので、ぜひ多くの方に参加してもらいたい。

1人でも多くの人にWATCH 2026を知ってもらうために。各所で情報を発信
上映会の実施にあたり重要となる「広報活動」も、インターン生が自ら行っている。「PRチーム」では、東京外国語大学をはじめとする大学や学外に掲示するポスターの制作、InstagramやX、そしてnoteでの情報発信を行っている。

古賀双葉さん(津田塾大学3年生)は、「WATCH 2026の趣旨であるSDGsにまつわる社会課題について知るきっかけを人々に届けたい」という想いで、PRチームに参加している。

「PRチームでは少しでも多くの人に作品やトークセッションをご覧いただけるよう、イベント情報をnote、X、Instagramで発信、また映画館や大学各所に掲示させていただいたポスターで宣伝しています。
PRの活動を通して、私は人に伝えることの難しさも学びました。翻訳過程で得た社会課題に関する知識や発見の発信では、専門的な内容を分かりやすく伝えることが大変難しく感じます。しかし、“専門的な内容を分かりやすく、新しい言葉で表現して伝える”ことも一種の翻訳活動であると感じました」(古賀さん)

せっかく時間をかけて作品を翻訳し、入念な準備を重ねて上映会を開催しても、人々に見てもらえないのでは意味がなくなってしまう。一人でも多くの人に作品を見てもらい、テーマとなっている社会課題について考えてもらうため、翻訳作業と並行してPR活動にも力を入れている。

今後は上映作品の見どころや、トークセッションに関する詳細を各所で発信予定だという。各SNSをフォローして、ぜひ最新情報をキャッチしていただきたい。

【各種SNSはこちら】
X
Instagram
note

上映会は7月19日(日)に東京外国語大学にて、「TUFS Cinema SDGsを考える映画特集」として実施される。

『アマニを探して ~少年が見た大地の真実~』のトークセッションでは、現代アフリカ地域研究を専門とする東京外国語大学 大学院総合国際学研究院・准教授の大石高典氏が登壇。同作の舞台になっているアフリカ地域の環境問題を中心に話を聞きながら、SDGsの目標13である「気候変動に具体的な対策を」について考えていく。

『主食、崩壊危機。』のトークセッションでは、同作の映像ディレクターである佐藤洋紀氏が登壇。同作制作の背景や取材の裏話を聞きながら、SDGsの目標2「飢餓をゼロに」や目標8「働きがいも経済成長も」について考えていく。

SDGsの目標達成期限は2030年。残り4年半ほどになった今、本上映会を通して「自分にできることはなにか?」を考えるきっかけにしてはいかがだろうか?上映会の詳細情報、参加お申込みの詳細は、WATCH 2026の公式ウェブサイトでチェックを。

■上映作品情報

『アマニを探して ~少年が見た大地の真実~』
ニコール・ゴームリー&デブラ・アロコ監督/2024年/アメリカ、ケニア/80分

トライベッカ映画祭「最優秀新人ドキュメンタリー監督賞」、レインダンス映画祭「最優秀長編ドキュメンタリー賞」受賞作品

ジャーナリストを志望する少年が、ケニアの自然保護区で起きた父親の不可解な殺害事件をめぐって調べを進める。そして真相究明を進める中、地域を取り巻くさまざまな問題が明らかになっていく。
学生が制作した日本語字幕つきで上映。

『主食、崩壊危機。』
佐藤洋紀監督/2025年/日本/11分

Yahoo!ニュース「ベスト エキスパート 2026」グランプリ受賞作品分

社会の変化によって、私たちの主食が大きな危機に直面している。本作は日本の主食である米の生産現場を取材しながら、食料をめぐる問題の背景と未来への課題を探っていくドキュメンタリー。
学生が制作した英語字幕つきで上映。

本作品はYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」の協力のもと上映します。
※Yahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートするメディアです。
Yahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」:https://news.yahoo.co.jp/documentary/

■オンライン上映
配信期間:2026年7月9日(木)~7月19日(日)
形式:オンデマンド上映
参加費:無料
視聴方法:WATCH 2026ウェブサイトの「上映作品」より事前申し込み

■上映会「TUFS Cinema SDGsを考える映画特集」
開催日時:2026年7月19日(日)13:00~16:00(12:40開場)
会場:東京外国語大学 アゴラ・グローバルプロメテウス・ホール(東京都府中市)
※同時にZoomでのライブ配信も実施。
参加費:会場・オンライン共に無料
参加方法:会場参加は東京外国語大学 TUFS Cinema申込ページより申し込み

https://www.tufs.ac.jp/event/2026/260719_c01.html

ライブ配信は下記より申し込み

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeWtEqAYQOEDY-czLpLE7urKuW6w8o27FvDMqF41A5z2oml0A/viewform

【当日の内容】

映画『主食、崩壊危機。』本編上映(11分)
上映後トーク(30分)
講演者 佐藤 洋紀(映像ディレクター)

休憩

映画『アマニを探して ~少年が見た大地の真実~』本編上映(80分)
上映後トーク(45分)
講演者 大石 高典(東京外国語大学大学院総合国際学研究院・准教授)

各作品やインターンシップ・プログラムの詳細はWATCH 2026公式ウェブサイトから

◆【映像翻訳科 次期開講は2026年10月予定】
映像翻訳にご興味をお持ちの方に向け、リモート個別相談を開催しています。映像翻訳の詳細はJVTAのカリキュラム等についてマンツーマンでご説明します。お気軽にご参加ください。
※詳細・お申し込みはこちら