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多言語翻訳プロデューサーが語る「一緒に仕事をしたい翻訳者」とは?

多言語翻訳プロデューサーが語る「一緒に仕事をしたい翻訳者」とは?
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JVTAでは英日・日英の翻訳業務だけでなく、多言語翻訳の仕事も受注していることをご存じでしたか? 多言語翻訳部門の李寧(リ・ネイ)プロデューサーは「JVTA修了生の対応力やスピードは群を抜いてすばらしい。多言語翻訳者として十分な経験があるなら、ぜひ一緒に仕事をしたい」と語ります。仕事を頼みたくなるのはどんな翻訳者なのか、本人に聞いてみました。

 
◆多言語翻訳の仕事は多種多様
 JVTAのグローバル・コミュニケーション・サポート部門「GCS」で、主に多言語翻訳のディレクション業務を受け持っています。多言語翻訳の仕事はさまざまで、映像翻訳からチラシ一枚の翻訳まで、幅広く手がけています。例えば、去年は日本のインフラ事業を14カ国にPRする動画を翻訳しました。“日本の最新技術をぜひあなたの国にも導入してください”と紹介するためのものですね。一方で、インバウンド関連の仕事も増加中。増え続ける訪日客に向けたWebサイトの翻訳や、公園の園内図の多言語化などの受注例があります。

 
◆JVTA修了生にこそ仕事をお願いしたい
 私としては、多言語翻訳の業務もJVTA修了生の皆さんにお願いしたいと考えています。英日にせよ、日英にせよ、ここで訓練を受けている人は仕事の対応力やスピードが、外部の翻訳者と比べて圧倒的に高い水準だからです。分かりやすいのは「申し送り」の有無。JVTAの修了生に英日・日英の翻訳をお願いした際は必ず、その訳にたどり着くまでの詳細を伝える申し送りをつけてくれます。これが外部の翻訳者さんに頼むと、申し送りをくれることは稀。こちらの指示もなかなか伝わらないことが見受けられます。JVTAで仕事の進め方を学び、さらに多言語翻訳もできる――そんな人がいたら最高です。

 
◆案件が増えている言語は…
 特定の言語の仕事が増えている、ということはあまりありません。東南アジア向けの案件ということで10言語の翻訳依頼が来たり、ヨーロッパ向けに3言語で仕事が来たり、というパターンが多いです。時期や案件によって言語もその都度変わります。

 
IMG_3597 - コピー

 
強いて言うなら、一番多いのは中国語の案件、その次に多いのがドイツ語、続いてフランス語、スペイン語などが増えていると実感しています。アジア圏で最近特に増えてきているのかな、と思うのはベトナム語です。いま、日本の企業は生産拠点を続々とベトナムに移していると聞きます。その影響もあるのかもしれませんね。

 
◆我こそは!と思う人はぜひ一緒に仕事をしたい
 多言語翻訳の面白さは、仕事を通じて初めて知るような言語の知識を吸収できるところです。それが大変さの1つでもあるのですが(笑)。例えば、アラビア語とペルシア語は横書きですが、右から左に読むんですよ。となると、字幕制作ソフトの設定を変えないと何も読めなくなってしまう! このような細かい気配りは多言語の仕事を進める上で大切です。

 
JVTAで学ぼうと思う皆さんは、言語を学ぶこと自体好きな人が結構多いはず。英日・日英以外の言語でも、翻訳業務を受注できるくらいまでスキルを持っている人もいるのではないでしょうか?“我こそは!”と思う方はぜひ一緒に仕事をしましょう。

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