10数年ぶりに“受講生”に!初のリモート受講で最新のAI翻訳を学ぶ

【コマ単位受講制度 体験談】 武井順子さん
英日映像翻訳 総合コース・Ⅰ「AI翻訳 基礎」
JVTAでは、最新のニーズに合わせて授業内容を常に更新している。2023年にはAI翻訳についての授業が新たに追加された。この授業では、AI翻訳の急速な普及を過度に恐れずにその性能を正しく理解し、上手く活用しながら翻訳の効率を上げるためのスキルアップを目指す。翻訳者にとって、もはや避けることができないAIとの共存について学べる内容となっている。
こうした最新の授業を過去の修了生も受けられる機会を作りたいと2024年秋から「コマ単位受講制度」を開始。過去の受講時にはなかった授業やプロになった今だからこそ復習したい授業を単発で受けられる制度を導入した。なかでもAIに関する授業は特に人気が高い。
◆10数年ぶりにJVTAの最新授業でAIを学ぶ
武井順子さんは、2012年10月期に英日映像翻訳 実践コースを修了後、映像翻訳者としてデビュー。ドラマやドキュメンタリー、スクリーニング作品や特典映像などの字幕を手がけてきた。武井さんが受講していた当時は、動画配信サービスも今ほど普及しておらず、視聴者が映像作品を観る環境も今とは大きく異なる。ましてAI翻訳を日常的に使うことはなかった。AIは苦手な分野だったという武井さんが、コマ単位受講のことを知ったのは、JVTAのメールマガジンだったという。
「翻訳の仕事はしていたものの、業界の最新状況をはじめ、実際の仕事の進め方や流れ、内容などがどのように変わったのか、現状をアップデートできずにいました。特にAI翻訳については10年以上前の私の受講当時にはなかった授業です。今後の映像翻訳者はうまくつきあっていく必要がある一方、自分の弱い分野でもあり、気になっていました。」(武井順子さん)
◆地方在住で初のリモート受講を体験
武井さんは受講当時、通学して日本橋にある東京校の教室で授業を受けており、今回のコマ単位受講が初のリモート受講となった。現在は地方都市に暮らす武井さんだが、オンラインだったからこそ、今回の受講を検討できたと話す。
「どこにいても受講ができるリモート受講は有り難く、受講生時代に戻ったようで懐かしかったです。リモートは講義形式で聞いているだけかと思っていたのですが、発言を求められて少し焦るなど、自宅にいても教室に参加している実感がありました。また、学校の教室に座って受講する際は受講生同士の顔は見えませんが、リモートだとカメラ越しに皆さんの顔が見えるというのが新鮮でした。目標に向け頑張っている皆さんの姿が刺激になりました。」(武井さん)
◆AIとうまく共存するイメージができた
AI翻訳の基礎では、実際にAIが翻訳した字幕を映像に載せて見比べたのが興味深かったと言う武井さん。AIが今できること、まだ人力でなければできないことが明確になり、少しほっとしたという。これから、うまく共存していくイメージができたようだ。
「今後は、機械翻訳(MT)の出力結果を人が確認・修正するポストエディット(PE)の仕事が増えていくとのこと。そうした案件のご依頼を頂けた際には、今回教わったように、クライアントと納品品質についての共通認識を作ることが大切だと感じています。一から翻訳し100%を目指す職人気質とは違いますが、AIが原文を基に訳したものを字幕として整えていく作業は楽しそうでやってみたいです!」(武井さん)
◆コマ単位受講制度を利用して仕事の幅を広げたい
AI翻訳を基に精度を高める作業は、武井さんのようにこれまで一定の知識や経験のある翻訳者だからこそできるスキルだ。武井さんは今後また「コマ単位受講制度」を利用して、AI翻訳の「応用」や「実践」も受けてみたいという。また、これまでは字幕が中心だったが、「ボイスオーバー」などを受講して仕事の幅を広げることも検討している。
個人のニーズに合わせて受けたい内容を単発で受講できる「コマ単位受講制度」。リモート受講なので、通学していた当時に遠方に引っ越して進級が叶わなかった方の復学へのきっかけにも最適だ。また子育て中で外出がままならない方や、プロの翻訳者の学び直しなどにもぜひ積極的に活用してほしい。

◆コマ単位受講制度の詳細、お申し込みはこちら
【関連記事】
◆~コマ単位受講のススメ①~プロの英日映像翻訳者に必要な「日本語力」に注力する
◆~コマ単位受講のススメ②~AI翻訳と上手に付き合うための第一歩
◆~コマ単位受講のススメ③~映像のジャンルに合わせた英語字幕をつくる
◆~コマ単位受講のススメ④~需要が高まる「ゲーム翻訳」の知識を身につける

◆【2025年10月期の受講申込を受付中!】
学校説明会を随時開催!
約1時間でJVTAの詳細が分かるイベントや、体験レッスン付きのリモート・オープンスクールを随時開催しています。映像翻訳にご興味をお持ちの方はお気軽にご参加ください。