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SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019! 映画監督に聞く、作品と英語字幕への想い〈後編〉

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019! 映画監督に聞く、作品と英語字幕への想い〈後編〉
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SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は若手映像クリエーターの登竜門として知られる国際映画祭です。埼玉県川口市で毎年開催されるこの映画祭で、JVTA修了生は日本の作品の英語字幕を担当し、今後の活躍が期待されるクリエーターをサポートしています。
 

7月13日(土)にオープニングパーティーが行われ、会場には多くの映画関係者が来場。JVTAが今回の映画祭で英語字幕を担当した5作品の監督にお話を聞くことができました。今回は〈後編〉として、4名の監督の声をお届けします!
 

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オープニング上映『イソップの思うツボ』


 

英語字幕がついた瞬間に、ぐっと世界が広がる
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左から上田慎一郎監督、浅沼直也監督、中泉裕矢監督(3名共同で本作を手掛ける)
 

上田●三人で一本の長編映画を共同監督した、あまり世界的にも例を見ない体制で作った映画です。一人の監督の色だけじゃなくて、三人それぞれの色が混ざり合った、ちょっと“変”なところがあるんですけど、そこも味になっている映画ですので、ぜひ、劇場で見ていただければと思います!
 

浅沼●日本語って、人口としては一億ちょっとくらいの人にしか届かない。そんな中で、英語字幕がついた瞬間に、ぐっと世界が広がるというのは、作品としてはありがたいことです。色々な人に見てもらえるきっかけを日英映像翻訳者は作っていただいていると思うので、本当にありがとうございます。
 

中泉●僕たちが一生懸命作った映画が、より広がる機会を与えてくれるのが英語字幕だと思います。映画を観れば、制作者の熱量を感じるはず。そこを字幕でどう表現していくのかも、魅力なのではないでしょうか。
 

短編部門『ぜんぶ東京のせいだ』


 

夢を諦め、恋にも破れ、鬱屈とした日々を過ごす男の前に、不思議な少女が現れる。自分以外には見えない少女の存在に動揺しつつも、彼女の発する言葉は止まっていた男の人生を動かし始めていく。
 

映像翻訳の方々の表現力は大切な要素です――村木雄(監督)
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『ぜんぶ東京のせいだ』は“言いたいことを言えない”人の話です。「思いを言葉にする大切さ」をテーマに作りました。
 

もともと、私自身が自分の意見をそんなに言えるタイプではないんです。自分を重ねながら、自分で自分を撮るような部分がありましたね(笑)。
 

この作品は海外向けに作った映画ではなかったので、英語字幕が付いただけで、「すごい、見たことあるやつ!」というのが率直な感想です。外国の方にどれだけ伝わるかは分からないですけど、そういう人たちに少しでもシンパシーを感じてくれたら嬉しいです。
 

英語の字幕が付くということは、80点の作品が、85点、90点になることがあるな、とも思っていて。字幕ってすごく大事な気がします。文化の違う人たちに伝えるって、その伝え方が大事だと思うので。ワードチョイスひとつで受け取り方は変わってくるのではないでしょうか。そういう意味でも、映像翻訳の方々の表現力は大切な要素だと僕は思います。
 

関連記事:SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019! 映画監督に聞く、作品と英語字幕への想い〈前編〉
 

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SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
公式サイト:http://www.skipcity-dcf.jp/
 

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