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映画は翻訳で回ってる!? 映画制作のあらゆる現場で修了生が活躍中!

映画は翻訳で回ってる!? 映画制作のあらゆる現場で修了生が活躍中!
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「映画の字幕を手がけたい」
多くの映像翻訳者が口にする目標だ。
実は本編の翻訳以外にも映画制作の現場では多様な仕事があり、映像翻訳者が多彩に活躍している。
 

映画の企画の立ち上げから開発、ファイナンシング(資金調達)、キャスティング、撮影台本の翻訳や編集作業中の字幕作業、そしてピクチャーロック(オールラッシュ)後の字幕や吹き替え台本の翻訳、さらに公開に向けての広報や宣伝、といったさまざまな過程で「訳す」という作業が発生する。
 

JVTAで行ったセミナー「映画は翻訳で回ってる!? 制作過程から知る『映像翻訳者のおしごと』」では、JVTAで映像翻訳を学び、身につけたスキルを映画制作の現場で活かしている映像翻訳者たちに話を聞いた。
 

◆プロデューサー 
 キム・クデさん(JVTA ロサンゼルス校修了生)

 

キム・クデさんは、現在ハリウッドの映画制作現場でプロデューサーとして活躍中。ホラー映画『ゲヘナ〜死の生ける場所〜』(片桐裕司監督)などを手がけた。はじめはライン・プロデューサーとして、主にプロダクションの予算やスケジュール管理を担当。現在は自ら企画開発し、脚本家や監督を雇い、完パケまで進めていくクリエイティブ・プロデューサーとして活躍中だ。
 

キムさんによると、複数の国の合作といった国際的な現場では、制作段階からいくつもの翻訳作業が発生するという。海外の出資者に見せるための企画書や脚本の翻訳に加え、スタッフやキャストに共有するための撮影台本の翻訳などがある。これらの翻訳作業はまだ映像がない段階で行われるため、ストーリーを理解し、脚本で表現された「画」を頭に思い浮かべながら自然な日本語に訳すスキルが求められる。
 

「脚本の段階で必要、不必要なセリフを綺麗に整理できるのは、字幕を学んだから得た視点です。観客の目が字幕ばかりに行ってしまうとフレーム内の素晴らしい美術・照明・演技・音が伝わらなくなってしまうので、できる限りセリフに頼らず映像でストーリを伝えようと脚本開発段階から意識して脚本家と話します。こうしたプロセスも映像翻訳を学んだ経験が活きていると感じています。」(キムさん)
 

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◆撮影現場のアテンド・通訳
横山治奈さん(JVTA 日英映像翻訳修了生)

 

横山治奈さんは、JVTAの日英映像翻訳科で講師を務める。また映画や映画祭のカタログの日英翻訳のほか、映画、CM、テレビ番組の撮影現場で外国人キャストのアテンドや通訳など幅広く活躍中。映画『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』の撮影現場では主演のニコラス・ケイジのパーソナルアシスタントを務めた。撮影現場におけるスタッフとの間の通訳だけでなく、空港への送迎からレストランの手配やオフの日のサポートなども行ったという。
 

「発言の意図や伝え方を考えるのは字幕翻訳と共通ですが、通訳はより瞬発力が必要です。撮影現場のスピードについていき、現場の仲間とのコミュニケーションを取りながら、柔軟に対応することが大切です。通訳は通常、I(私)を主語に訳すのがメインですが、現場ではいろいろなスタッフがいるのでHe(彼)を主語にして通訳していたこともあります。Iを主語にすると誰の発言なのか混乱することがあり、その場で臨機応変な対応が求められました。皆さんも興味があれば何でも果敢に挑戦してみてください。思わぬ可能性が拡がります」(横山さん)
 

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◆舞台挨拶/Q&Aの通訳
野村佳子さん(JVTA 英日映像翻訳修了生)

 

JVTAで英日映像翻訳を学び、講師も務める野村佳子さんは、映像翻訳のほか、海外の映画を日本で上映する際に来日した俳優や監督の舞台挨拶、インタビュー取材など通訳としても活躍。セミナーでは、キアヌ・リーブスへのリモートインタビューの秘話なども語られた。仕事の当日までに事前準備として本編素材や資料に加え、過去のインタビュー記事を読むなどして対象者のバックグラウンドの理解を深めるという。
 

「インタビュー時に相手の回答を瞬時に頭の中で整理してまとめ、分かりやすく日本語にするのは映像翻訳も通訳も同じです。調べものが仕事の質に直結することも似ています。共通点が多いので別物だと切り離さず、両方の案件で得たものを還元しながらそれぞれの仕事をしています。通訳の仕事には元々興味がありました。以前映画祭のスタッフをしていた時は、現場にいた通訳の方を見て、自分も通訳のシミュレーションをしたりしていました。また、海外での経験などをJVTAにアピールしていたことが最初の通訳の仕事に繋がりました。また音楽が好きだったことから、知人を通して来日アーティストのインタビューなどの依頼もくるようになりました。興味のあることを口に出してきたことで仕事の幅が広がってきたと思います」(野村さん)
 

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映画はさまざまな制作現場で活動するスタッフの想いが結集した渾身の傑作だ。本編の字幕や吹き替えだけでなく、あらゆる案件で発生する翻訳業務も重大な役割を担っている。映像翻訳のスキルを生かせるチャンスは無限に広がっており、翻訳者ならではの英語力や作品解釈力、リサーチ力は映画制作の現場でもニーズが高い。今回紹介した方々は、個人で重ねてきた経験や好きという想い、人脈で次の仕事に繋げてきた。
皆さんもぜひ、新たなキャリアを切り拓いてほしい。
 

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