【JVTAが監修】今だから学びたい!長谷川滋利さんの“好かれる英会話”
元メジャーリーガー・長谷川滋利さんが自ら体験・学習した「使えて、通じる英語」を解説する『気持ちが伝わる!好かれる英会話』(日経BP社)が11月16日に発売されました。「初対面の相手に好感を持ってもらいたい」「聞き上手になりたい」――相手に気持ちが伝わるフレーズをシーン別におよそ100個厳選した本書の英語表現はJVTAが監修しました。「長谷川さんは言葉に対してすごく繊細な方で、この本はいかに人同士のつながりを作っていくかにフォーカスしたもの。翻訳者を目指す人にもぜひ読んでもらいたい」と語るのは、監修にあたった板垣七重講師です。詳しく話を聞きました。
国も文化も違う人たちとコミュニケーションするために
「おしゃれな表現、凝った言い回しじゃなくても、英語で相手を気づかったり、空気をほぐしたりできる。この本はいわゆるお堅い英会話ではない、渡米し、メジャーリーグで活躍した長谷川さん流のコミュニケーション術を伝授しています」。
「監修していて、印象的だったのが本書のcase7『つかみの一言で場を温めたい』とcase8『手堅いジョークで笑わせたい』です。長谷川さんは記者会見や会食の際も“笑わせる工夫”を大切にしていると聞きました。流ちょうな英語じゃなくても、相手に面白い人と思ってもらえれば自然と受け入れてもらえる。スポーツの世界はとても厳しくて、さまざまなプレッシャーを受けながら国も文化も違う人たちとコミュニケーションする必要があります。メジャーリーガーとしての実体験をもって習得した長谷川さんのテクニックはプライベートだけじゃなく、ビジネスの世界でも必ず役に立つだろうとお話を聞いていて思いました」。
映像翻訳にも通じる長谷川さんのアプローチ
「『相手にどんなニュアンスで伝えたいのか?』『どんな表現を選ぶのか?』、例えばNo, thank youとI’m good, thank you を使い分ける(cf.P106〈No, thank youは印象が悪い〉)長谷川さんのアプローチは、映像翻訳者のスキルにも通じるものがあります。何も考えずに辞書にある言葉を訳に使うのは、翻訳を学び始めた人がやりがちなこと。確かに間違った意味ではないけど、視聴者に正確に伝えるためには文脈やターゲットとなる視聴者を考えた上で、ワードチョイスしなくてはなりません。この本はシンプルで分かりやすい英語を伝授しながら、実はとても繊細な『トーンとニュアンスの選び方』をテーマに扱っていると私は思います。今、映像翻訳を学んでいる人にもぜひ読んでもらいたい一冊ですね」。
「本書の『おわりに』の中で長谷川さんは『コロナの心配がなくなったら、どんどん海外に行ってほしい。現地で“生きた英語”にたくさん触れてもらいたい』と締めくくっています。私からは英日映像翻訳を学ぶ人も、日英映像翻訳を学ぶ人も関係なく、身近なところから英語を使う機会を作ってほしいと伝えたいです。実際に人と話すことで得られる言葉を選ぶ力は、映像翻訳にも役立つと思いますよ」。
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板垣七重●いたがき・ななえ
映像翻訳ディレクター、および本科講師を務める。日本映像翻訳アカデミー修了生。本科吹き替えクラスのほか、課外講座「120分でマスター! 最強の調べもの術」などの講義を受け持つ。
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