News
NEWS
JUICEinBLG

【コラム】JUICE #23「ふるさと秋田を応援します!」●齋藤恵美子

【コラム】JUICE #23「ふるさと秋田を応援します!」●齋藤恵美子
Tweet about this on TwitterShare on Google+Share on FacebookShare on TumblrPin on PinterestDigg thisEmail this to someonePrint this page

私は、秋田生まれの秋田育ち。今では東京の生活が長いが、ふるさと秋田への想いは尽きることがない。そんな私は、最近秋田の良さが理解されていないと感じることが多々ある。
 

ちょっと口が悪い接骨院の先生には、「東北は秋田以外には全部行ったことがあるが、秋田だけはないね」とか、笑いながら「秋田の人は出しゃばらないで、ひかえめなところがいいねー」とか言われた。また、「秋田美人というけれども、もとは廃藩置県の時に関ヶ原の戦いに敗れて、水戸から秋田に転封となった佐竹さんが、腹いせに美人を全員連れて行っちゃっただけ」とも。
 

そして最近、「秋田県の人口減少率は全国最大で6年連続1位」と発表された。秋田は、何かと良いところが少ないと思われているかもしれない。でも、そうじゃないよ! と言いたい。少しでも秋田の良さを伝えて、多くの人に秋田を訪れていただきたい。私なりにまとめた秋田の良さを分かってほしい。
 

秋田には国際教養大学がある!

国際教養大学はグローバル時代に対応した人材育成を目指し、秋田市雄和に2004年に創立された。すべて英語による授業で、1年間の寮生活、留学に向けたTOEFL® TESTスコアの取得、1年間の海外留学などを経験できる。国内、海外からの多くの若者が、英語を生活用語とし、特定のテーマのもと集まった日本人学生と留学生がハウス(学生宿舎)で1学期間の共同生活を行い、それぞれのテーマに基づいた活動に取り組んでいる。日本人の学生は必ず外国人の学生と寮生活を送り必然的に英語バイリンガルになっていくという。グローバル教育に力を入れている大学第1位(世界大学ランキング2019版)の大学だ! 24時間365日開館の図書館も有名で、美しい秋田杉と伝統技術を生かした傘型屋根が織りなす落ち着きと安らぎのある空間で、学生たちは、共に学ぶ仲間の姿に刺激されながら、深夜まで勉強に励んでいる。
 


 

ザギトワにも贈られた秋田犬

秋田犬(あきたいぬ)は、忠犬ハチ公で有名で、プーチン大統領やフィギュアスケートのザギトワにも贈られた、とても存在感があり、落ち着きがある秋田県原産の大型犬だ。秋田犬の里でもある大館市には秋田犬会館もあり、秋田犬の特徴など詳しく知ることもできる。また、秋田犬は温厚で忍耐強く飼い主に従順な性格だ。東京に住む知人の家では、秋田犬2頭とゴールデンレトリバー1頭を飼っている。ちょっとお散歩を見学させてもらったが、ゴールデンリトリバーは、人に会うのが嬉しくて大騒ぎだった。一方、秋田犬2匹は、じっと私たちを見るだけで、「フン、だれあんた」という感じだった。やはり、飼い主に忠実で、ちょっとのことには動じない大型犬なのだと納得した。
 


 

秋田の野菜は、味が濃い!

秋田に帰るたびに思うのだが、秋田の野菜はそれぞれが個性を発揮し、スーパーで売っている大根、人参、シイタケなどでも、野菜がそれぞれの旨さを出し、風味が口に広がる。その代表格は、枝豆だろう。あまり知られていないが、えだまめは秋が最もおいしくなる時期だそうだ。毎年9月に入ると、「あきた香り五葉」から始まり、「あきたほのか」、「秘伝」と出荷が続いていく。風味豊かで濃厚な味わいの秋田の枝豆をまた食べたい!その他には、ぬるぬるした「ジュンサイ」と、スモーク沢庵とも言える「いぶりガッコ」が、私の大好物だ。
 


 

金足農業高校・吉田輝星君

昨年の夏の甲子園で、金足農業を準優勝に導いた吉田輝星投手。準決勝までは一人で投げ切ったが、決勝では力尽きた。けれども、秋田を大いに盛り上げてくれた。ドラフト1位で入った日本ハムファイターズでは、育成の評判が高い栗山監督のもとで成長し、最近1軍での初勝利を獲得した。その知らせに秋田も大いに盛り上がったようだ。今後も成長を続け、秋田出身の投手として大いにプロ野球を、そして秋田を盛り上げてほしい。
 


 

まだまだ、紹介したいことはあるが、押しつけになってはいけないので、ここらで止めておこう。「皆さん、どうぞ秋田へ来てください!」
 

—————————————————————————————–
Written by 齋藤恵美子
 

さいとう・えみこ●日本映像翻訳アカデミー・映像翻訳スクール部門スタッフ。現在は英日映像翻訳科「総合コース・Ⅰ」、「実践コース」の教務を受け持つ。
 

—————————————————————————————–
 

「JUICE」は日々、世界中のコンテンツと対面する日本映像翻訳アカデミーの講師・スタッフがとっておきのトピックをお届けするフリースタイル・コラム。映画・音楽・本・ビデオゲーム・旬の人、etc…。JVTAならではのフレーバーをお楽しみください!
 
バックナンバーはこちら

Tweet about this on TwitterShare on Google+Share on FacebookShare on TumblrPin on PinterestDigg thisEmail this to someonePrint this page