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Tipping Point Returns Vol.15「夢中になろう」

Tipping Point Returns Vol.15「夢中になろう」
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例年、この時期になると大人たちは「来年の目標」を掲げ合う。デキる人、デキる会社ほど具体的な数字や固有名詞を用いてゴールを描く。「売上高××」とか、「××を買うぞ」とか。そしてゴールから逆算した行動計画を粛々と実践する――。それが大人の正しい生き方、働き方であると誰もが信じてきた。
 
コロナ禍によってその常識が揺らいでいる。
 
不確実な要因があまりにも多すぎて、計画を立てても現実性を見出せないからだ。豊富な知見をもつはずのプロによるGo To キャンペーンのドタバタはその象徴だろう。国を挙げて取り組んでいるオリンピックでさえ、どのようなかたちになるかを知る人は世界のどこにもいない。
 
つまり、今に限ってはビジョンの多くが意味をなさないということだ。ビジョンにこだわり過ぎるとストレスをため込むことになりかねない。真面目で真っすぐな人ほど要注意だ。計画通りにいかないのは決して自分のせいではないのに。
 
ならばどうすればよいか。答えはシンプルだ。目の前のすべきこと、やりたいことに「夢中になること」である。
 
ゴールを定めなくてもいい、計画通りでなくてもいい。心の底から湧き上がってくる欲求に従って、寝食を忘れてやりたいことに打ち込む――。2021年は(少なくとも来年の前半は)それでいいと思う。
 
「夢中になる資質」は誰もが備えている。そんな時節を過ごした過去が、誰にでもあるはずだからだ。ここで「青春」というワードをもち出すのは気恥ずかしいが、あえて言いたい。アオハルは十代の若者だけの特権ではない。
 
2021年は一生に二度目の青春だ!
 
スタジオジブリ作品が再評価されている。大人になると、ナウシカや月島雫、荻野千尋が疾走(暴走)する姿はどこか絵空事に見えてしまうという人は少なくないだろう。しかし、コロナ禍ではそんなヒロインたちが違って見えるのだ。(この状況、まるで今の自分のようだ)と、大なり小なりヒロインたちを自分自身に重ね合わせた人はいるはずだ。何を隠そう、私自身がそうだから。
 
コロナ禍の始まりから今日までの自分は、『千と千尋の神隠し』で異世界に迷い込んでから油屋の仕事に馴染むまでの千尋の姿に重なる。追い込まれ、先が見えず、無力さを思い知らされる。それでもやるしかない、走るしかない――。夢中でやるしかなかったのだ。
 
そして今があり、結果としては昨年末に立てた目標を上回った部分もある。何より、やり抜いたという満足感が大きい。小説を書き上げた時の月島雫のように。だから来年への気力も湧いてくる。
 
「夢中、無計画、第二の青春作戦」が功を奏したのである。だから皆さんにもお薦めしたいのだ。
 
こうしたアドバイスが、偶然生まれた無責任なものだと思われても困るので、実はビジネス界のトレンドとも一致していることを付け加えておきたい。不確定な時代の成功論として、ある経営者が次のように述べている。
 

ビジョンとは時間軸の中での「写真」である。将来のある時期にどうなっているかを考えることについては不確実性が高いし、人間20万年、将来が見えたことは一度もない。思ってもみないことが起こる度合いは今のほうが高く、理想通りにならないビジョンはたくさん出てくる。対策としては、時間軸の先に見える写真を描くというより、そこに行く「進み方」を軸にすえる。例えば、出会ったもので面白いものに取り組んでみる。
 

そうすると、その都度努力するので、道が開ける可能性は高まる。今、面白いと思うことや自分が没頭できることをやりながら開いていく人生を良しとする幸せの定義もある。「ビジョン型」ではなく「やり方」、「進み方」のほうに自分の価値観を置く。
 

ビジョンを示して人にフォローしてもらうリーダーシップより、「ビジョンはない替わりに多様な仲間に舞台を用意して自由にトライしてもらうリーダーシップのほうが、実はイノベーティブなことが起こりやすい」という研究結果もある。

 

目標や計画にこだわるより、プロセス(進み方)を重視することで成功に至る方程式もあるということだ。
 
だからこそ、あらためて言いたい。
 
不確実だから何なのだ。
目標や計画なんてなくてもいい。
やりたいことに夢中になろう!

スタジオジブリがフリー素材として提供している写真

スタジオジブリがフリー素材として提供している写真



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Tipping Point~My Favorite Movies~ by 新楽直樹(JVTAグループ代表)
学校代表・新楽直樹のコラム。映像翻訳者はもちろん、自立したプロフェッショナルはどうあるべきかを自身の経験から綴ります。気になる映画やテレビ番組、お薦めの本などについてのコメントも。ふと出会う小さな発見や気づきが、何かにつながって…。
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2002-2012年「Tipping Point」のバックナンバーの一部はコチラで読めます↓
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