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さらば、ランボー 『ランボー ラスト・ブラッド』の予告編

さらば、ランボー 『ランボー ラスト・ブラッド』の予告編
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【最近の私】今月末から、営業を再開する映画館が少しずつ増えています。早く安全に映画を楽しめる日が来るといいですね。

 
現在、コロナウイルスの影響で休業している映画館が多い。また、映画ファンにとって観たい作品の公開が延期となっている場合もあるのでは。今回は、自分がこれから公開予定の作品リストの中から、6月に公開予定(してほしい)の『ランボー ラスト・ブラッド』の予告編を紹介したい。

 
予告編は、前作『ランボー 最後の戦場』(2008年)でミャンマーに住んでいたジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)が、アメリカに帰国したその後から始まる。ランボーは友人のマリアと、彼女の孫娘ガブリエラと平和に暮らしていた。ある日、ガブリエラはメキシコに行きたいという。理由は自分の父親に会うため。マリアは「あなたの父親は悪魔だ。ランボーおじさんが父親だ」と反対する。ガブリエラは反対を押し切ってメキシコへ。再会した父親は、登場シーンからいやな予感がします。そしてガブリエラは行方不明になる。彼女を探すためにメキシコに行くランボー。そこで遭遇したのは、メキシコで人身売買を行う最悪の巨大組織だった。ガブリエラは彼らに誘拐されていたのだ。ランボーは組織に袋叩きに遭う。だが彼らは知らなかった。ジョン・ランボーが何者なのかを。

 
ここで『ランボー』シリーズについておさらいします。第1作目『ランボー』(1982年)は、ベトナム戦争帰りのランボーが、アメリカの地方で警官から嫌がらせを受けて怒りが爆発。陸軍特殊部隊グリーンベレー出身のランボーと警察の戦いが始まる。今作では、ベトナム戦争では英雄だったが、帰国すれば人殺しと言われ、国に使い捨てにされた元兵士の悲しみが描かれていた。

 
続編『ランボー/怒りの脱出』(1985年)では、ランボーがベトナムに戻り、未だにベトナムで捕虜になっているアメリカ兵たちを救いに行く。続く『ランボー3/怒りのアフガン』(1988年)ではランボーの元上官がアフガニスタンで行方不明になり、ランボーが救出に向かう。両作品とも、第1作目の主人公の苦悩はなく、爆発や銃撃などアクションは増えたが、人間ドラマは希薄となった印象だった。

 
『ランボー 最後の戦場』(2008年)では、タイの山奥で暮らしていたランボーが、内戦が続くミャンマーにアメリカ人を救出に向かう。前作から20年後に制作された第4作ではバイオレンス描写が増え、好き嫌いが別れるかも。ちなみに、第4作の原題は『RAMBO』で、『最後の戦場』は邦題。おそらくこれが最後になるとの予想で付けられたのかもしれない。しかし、第5作が製作され、原題と同じ『ラスト・ブラッド』になった(と思われる)。

 
『ランボー』第1作目から約40年。孤独な戦いを続けてきたランボーにとって、マリアとガブリエラは、やっと見つけた家族だったのだろう。娘のように育てたガブリエラを守るために、ランボーは再び戦う。ランボーも年を重ね、昔のようには戦えないはず。だが、さまざまなトラップを仕掛けて武器を持ち、1人だけの戦争に挑む。その姿は、第1作目から見続けてきたファンにとっては、それだけで感慨深いものがある。この戦いの結末は、映画館で確認してきます!

 
今回注目した予告編:
『ランボー ラスト・ブラッド』
監督:エイドリアン・グランバーグ
出演:シルベスター・スタローン、イヴェット・モンレアル、アドリアナ・ヴァラーサ
2020年6月26日から公開予定
公式サイト:https://gaga.ne.jp/rambo/

 
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Written by 鈴木 純一(すずき・じゅんいち)
映画を心の糧にして生きている男。『バタリアン』や『ターミネーター』などホラーやアクションが好きだが、『ローマの休日』も好き。
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戦え!シネマッハ!!!!
ある時は予告編を一刀両断。またある時は悪役を熱く語る。大胆な切り口に注目せよ!

 
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