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花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集 Vol.49 男子の出家

花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集  Vol.49 男子の出家
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★「花と果実のある暮らし in Chiang Mai」
インパクト大の写真をメインにタイのリアルなプチ・カルチャーをご紹介しています。
 
先日、パートナーの甥っ子がお寺に短期出家する儀式がありました。古い習慣では、タイの男子たちは、一生のうち徴兵と出家の2つを行なっていたそうですが、今では宗教上の理由などで、出家は義務ではないそうです。(以前ご紹介したように、徴兵もくじ引きで決まり行かない人も。)

私のパートナーは、高校時代の休み中と父親が亡くなった時の2回、お寺に入ったそうです。儀式はお寺で行われたり、自宅で行われたりします。髪や眉毛を剃る儀式では、家族も参加して髪を少し切り、それはまるで相撲の断髪式のようでした。剃った髪と眉は、蓮の葉に置かれ、川に流すそうです。髪を剃った後は、白い袈裟を着て、そしてお寺の中に入ってからオレンジの袈裟に着替えます。儀式を終えた男子の親は亡くなると、このオレンジの袈裟に捕まって、天国まで連れて行ってもらえるのだそう。想像するとほのぼのするお話ですよね。お寺では、瞑想や庭掃除、托鉢、仏教の教えを学んだりするそうです。一方、家族は子どもの修行中、お寺に食事を届けたりしていました。パートナーも、若い時期や人生の転機に、己の人生とゆっくり向き合う時間を持てた事はとても特別な良い経験だったと言っていました。学校の勉強とは違う広い意味の人生勉強ができていいな、女性にはそういう機会がないのかなあと、儀式に参加しながら、ぼんやりタイのジェンダーイッシューを垣間見るのでした。
 
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Written by 馬場容子(ばば・ようこ)
東京生まれ。米国大学でコミュニケーション学専攻。タイ、チェンマイに移住し、現在は郊外にある鉄工房でものづくりをするタイ人パートナーと犬と暮らす。日本映像翻訳アカデミー代々木八幡・渋谷校時代の修了生。
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花と果実のある暮らし in Chiang Mai
チェンマイ・スローライフで見つけた小さな日常美
 
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