「留学しているからこそ学べること」ロサンゼルス校留学生インタビュー・安部沙織さん
◆これまでの経験を活かせる仕事につくために
以前ニューヨークで映画製作を学び、帰国後は映画の脚本執筆・分析、映画コラムの執筆など、ライターとしてのお仕事を中心に活動してきました。海外作品を手がけているビジネスパートナーから字幕や脚本の翻訳を頼まれる機会が増えるにつれ、翻訳を通してのストーリーテリングの重要性を感じ、翻訳を基礎からきっちりと学びたいという気持ちが芽生えました。
東京校で基礎コースを受講したのですが、英語のニュアンスを正確に理解するには英語で生活する環境に身を置いて勉強するべきだと思い、実践コースはロサンゼルス校に留学して受講することにしました。東京校では週に一度の通学ですが、ロサンゼルス校の留学コースは全日制なので、短期集中型で効率的に学べるのも魅力的でした。
◆留学しているからこそ学べること
留学コースでは、映像翻訳のほかに通訳と実務翻訳も学びます。通訳クラスでは聞き取った内容を瞬時にまとめて訳出する即応力がつきますし、実務翻訳クラスでは一字一句しっかりと翻訳するので、大まかな解釈だけでなく細かなニュアンスまできっちりと訳出する癖が身につきます。また、通訳・実務翻訳のクラスは幅広い分野の教材が使われています。馴染みのない分野の翻訳は本当に難しいのですが、課題に取り組むうちに知識の幅が広がりました。はじめは通訳・実務翻訳クラスは映像翻訳と関係がないように感じましたが、今は通訳・翻訳訓練が映像翻訳にも役立っていると実感しています。
◆ロサンゼルスで生活すること自体が勉強につながる
ロサンゼルスで実際に生活することで自然と身につくアメリカの常識は、かけがえのない財産だと思います。また、ロサンゼルスはとても多様性に溢れているので、地域やスーパー、ショッピングモールやレストランなど、どこに行ってもその場所ならではの色があって面白いですね。例えば、スーパーに買い物に行くだけでも、そのお店がどういった顧客層をターゲットにしているかがすぐにわかります。また、流行り廃りを自分の目で確かめて感じることができるのは、ロサンゼルスで生活しているからこそできることだと思います。
日常生活からもいろいろなことを学んでいます。アメリカ人のルームメイトや友人と交流する時は口語的な英語表現やアメリカ人の生活習慣、日本人との考え方の違いに触れることができますし、何気なくテレビをつけているだけでも、自然と英語や文化の違いに関する理解が深まっていくのを実感できます。留学した直後は、映画の中でしか見たことのなかったハリウッドスターがトークショーなどで気さくに話している姿を見て、とても新鮮に感じました。
平日は宿題や予習・復習に追われていますが、週末や空き時間には映画館や買い物、ビーチなどに出かけています。気候もよく雨もほとんど降らないので、自転車でいろいろな場所に行っています。
◆今後の目標
今後は新たな“ストーリーテラー(映像翻訳者)”としての活動の幅を広げ、フィルムメーカーとして培った経験や知識、技術を最大限に活かしていきたいと思っています。まずは映画のメイキングやスタッフ・キャストのインタビュー素材などから映像翻訳のお仕事ができればと思っていますが、将来的には映画の本編を担当できるようになることが目標です。
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