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ロサンゼルス校で映像翻訳を学ぶ!授業潜入レポート!

ロサンゼルス校で映像翻訳を学ぶ!授業潜入レポート!
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JVTAロサンゼルス校では先日新学期が始まりました。映像翻訳基礎クラスでは、映像翻訳のプロを目指す皆さんが受講しています。受講生は、アメリカ在住の日本人や英語を母国語とする人、日本からの留学生など、さまざまなバッググラウンドをお持ちです。今回は、ロサンゼルス校で受講生・修了生サポートを担当している私、ゲイラー世羅(せいら)が受講生のインタビューや、授業の様子などをお届けします。
 
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この日の授業は、短編映画を使い作品解釈のスキルを身につけることがテーマ。ストーリーの構成や、登場人物の特徴を理解した上で、キャラクターの口調や作品のトーンを考えることは、映像翻訳においてとても重要なポイントです。受講生は映像翻訳を学び始めたばかりですが、その訳にたどり着いた理由などをロジカルに説明したり、細かなポイントにも気づいて積極的に講師に質問していました。
授業を担当したのは、当校のマネージャーも務める相原講師。作品に登場するキャラクターの性格や物語の意図を汲み取った訳語の選び方などを伝授します。授業の中では、受講生と意見交換をしながら、細かなポイントを解説してくれました。
 
【セリフがたった1つの単語の時こそ、登場人物の意図やニュアンスにこだわって訳出】
この日の課題には、以下のセリフが。
 
“Very good, cheeky!”
 
“cheeky”という英単語を英和辞典で調べると「生意気な、気の利いた、セクシーな」などの単語が出ていますが、映像翻訳では、辞書に載っている単語をそのまま使って訳出しようとしても、登場人物の意図が伝わらないことが多くあります。そこで、そのシーンやセリフの意味を理解するためにクラスメイト全員でディスカッションをしました。意見を交わす中で、言葉に対する理解が深まり、受講生の間でその表現が持つニュアンスが共有されてくるようになると、訳のアイデアがどんどん出てきます。相原講師は、的確な訳を見つけるためにも、作品をしっかりと理解することが大切だと解説。また、授業内でクラスメイトの意見や訳、講師の指導から得られる知識やスキルを蓄積していくことが、その後のワードチョイスや訳出に役立ちます。
 
【新受講生あるある:日本語って難しい!】
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4月から受講を開始した皆さんは、日本語の難しさに直面しているようです。アメリカ在住歴が長いシャイデガー渚さんは、英語解釈力は高いものの、英語中心の生活をしているため、どうしても日本語が疎かになりがちなのが悩みとのことです。映像翻訳を学び始めてから特に日本語の難しさを実感していて、授業では「私が言いたかったのはそれ!」とクラスメイトの訳から学ぶことが多いそう。日本から留学中の小野渚さんは、日本でよく使われる言葉に詳しい一方、英文解釈に不安があるそうです。小野さんは、アメリカに来てから、現地では定番のお菓子や生活用品などを知り、文化を理解することが英語のニュアンスを掴むのに役立っているとおっしゃっていました。
 
ロサンゼルス校の受講生に共通していることは、日本語と英語のバイリンガルであること、そしてプロになるという同じ目標を持っていることです。大人になってから友人をつくるチャンスはなかなかないと言われていますが、同じ目標を持つ者同士で、切磋琢磨できる関係を築けるのも魅力ですね。夢を実現させるために、引き続き頑張ってほしいと思います。
 
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