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【留学生インタビュー】映画の街ロサンゼルスで映像翻訳、通訳、実務翻訳のすべてを極めたい!

【留学生インタビュー】映画の街ロサンゼルスで映像翻訳、通訳、実務翻訳のすべてを極めたい!
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もともと英語力がある程度高い方は、JVTAロサンゼルス校への留学に対して「今さら、わざわざアメリカに留学しなくても」と考えてしまうかもしれません。昨年10月からロサンゼルス校で学んでいる南部千里さんは、渡米前から高い英語力をお持ちでしたが、この留学で、さらにレベルを上げることができました。教室での学びと実体験とのコンビネーションにより、語学力や訳出力の伸びは予想以上のものだったようです。そんな南部さんは、これまでの9カ月間で映画好きなら垂涎するような数々のエピソードも経験してきました。今回はその一部と、ロサンゼルス留学ならではの強みを聞いてみました。

 
■ 役に立ったと感じたり、印象に残ったりした授業は?
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映像翻訳の授業で、マクラウド先生が私の訳を見て、「情報はたくさん入っているのに、セリフとして言いたいことが伝わってこない。中身が薄い」と指摘してくれました。自分では気づかなかったのですが、原文で言っている内容をどれも伝えたいと思うあまり、大切なことが分かりにくくなってしまっていたのです。それ以来、字幕をぱっと見たときにも大切な情報がきちんと掴め、内容が伝わる字幕を作るように心がけて訳しています。

映像翻訳を学び始める前は意識していなかったようなことを、マクラウド先生をはじめ他の先生たちに、さまざまな角度から教えてもらっています。自分が分からないことも、先生たちが細かく説明してカバーしてくれるので、それぞれの先生がいろいろなものを与えてくださっていると思っています。

 
■日常生活の中で「英語力が伸びた」と実感できた瞬間は?
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英語力が伸びたと明確に実感したのが、運転免許の取得に一人でDMV(車両管理局)に行ったときです。私は留学生ビザを持っているので、地元のアメリカ人の方とは異なる手続きが必要だったのですが、職員の方にちゃんとこちらの状況を説明し、手続きを滞りなく進めることができました。また、それまでは、アメリカ人との何気ない日常の会話や雑談が意外と難しく、会話を続けていくのが苦手だったのですが、職員の方とはそんな会話もすることができたのです。それまではできなかったことなので、こうしたことも含めて英語力が伸びたなと実感しました。

また、アメリカに住んでいるので当然なのですが、電話で他の方や会社などと話すときも全て英語です。つい最近、保険会社の方に電話越しに英語でお話ししなければならないことがありました。最初はあたふたしましたが、必要な情報をしっかりと伝えることができ、なんとかなりました。以前の自分にはなかった、いざというときにも対処できる英語力が身に付いたと感じました。電話で英語を喋ることも日本ではないことなので、日常生活の全てを通して鍛えられていると思います。

 
■ 上達を実感しているということですが、次の学習目標は?
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今後、仕事をするようになったときに可能性を狭めることはしたくないので、ロサンゼルス校で学んでいる全ての分野で上達したいと考えています。自分のスキルアップにも繋がるので、映像翻訳も通訳も実務翻訳も、しっかりと極めていきたいです。

 
■ 映像翻訳の勉強を通してコンテンツの見方は変わりましたか?
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制作側の意図を読み取るということを意識するようになったのが大きな変化だと思います。映像翻訳クラスの古川先生がおっしゃったように、どんな人が見るものなのかとか、何を売りにしているコンテンツなんだろうという質問を常に念頭に置いて訳すことを心がけています。

映画館で映画を見たり、テレビのニュースを見たりするほかに、授業でいろいろなジャンルの映像に触れている影響か、ゴシップ番組なども見るようになりました。ゴシップ番組は流れが早くて以前は分かりづらかったのですが、今ではそれにも慣れてきて内容がだいぶ理解できるようになってきました。

 
■ 休日はどのように過ごしていますか? 好きなスポットは?
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休みの日は大体カフェに行って勉強や宿題をしていますね。こちらのスターバックスは素晴らしいですね。何時間いても誰も何も言わない大らかさがあります(笑)。無料Wi-Fiもあるので、コーヒー1杯で何時間ものんびりできてありがたいです。

時間があれば映画館で映画を見ますね。最近見た中でおすすめなのが『ワンダーウーマン』と『Score: A Film Music Documentary』です。私は劇中音楽が好きなのでいろいろな作曲者の方が出演されたドキュメンタリー映画である『Score: A Film Music Documentary』はとても楽しめました。

 
■ 映画のイベントにもずいぶん参加されているようですが、印象に残ったイベントは?
オスカー受賞俳優ケイシー・アフレック - コピー
オスカー受賞俳優ケイシー・アフレック
 

今回の留学でロサンゼルス校の先生にたくさんのイベントに連れていっていただきました。これまでにマット・デイモンなど数々の著名な俳優、監督、脚本家の方々とお会いすることができました。皆さん本当に凄い方たちばかりでした。その中でも特に楽しかったのが、今年のアカデミー賞にノミネートされた脚本家たちのほとんどが一堂に会し講演をしたときです。このときは、映画の上映はなく、司会の方が質問を投げかける形式だったのですが、その質問と答えが人間くさくて面白かったのを覚えています。例えば、「脚本の執筆中に、ついやってしまうことは?」という質問で『Manchester by the Sea』の監督兼脚本のケネス・ロナーガンさんが、「ついキーボードの掃除をしてしまう」と答えていたのが印象的でした。アカデミー賞にノミネートされるような人たちも人間なんだなという実感が湧くと同時に、自分も頑張ろうというモチベーションが芽生えました。
ケネス・ロナーガン監督 - コピー
ケネス・ロナーガン監督
 
脚本家さんたちの講演の後、『Hidden Figures』の脚本家の方からサインをいただくタイミングで「モチベーションを感じました」とお伝えしたら、「あの作品はそういうふうに感じてほしくて書いたものだからよかった」という言葉をいただきました。そういった会話や交流は日本じゃ絶対にできないことだなと考えつつ、これからも作り手の意図を受け取るように頑張ろうと感じました。自分の気持ちを1対1で伝えてその反応ももらうことができて、ロサンゼルスに来てよかったと思えた出来事のひとつでした。

 

ケイティ・ホームズ - コピー
ケイティ・ホームズ

 
■ JVTAロサンゼルス校での留学を検討中の方へのメッセージをお願いします。
ラ・ラ・ランドのデイミアン・チャゼル監督 - コピー
ラ・ラ・ランドのデイミアン・チャゼル監督

 
今回留学して、ロサンゼルスはやっぱり映画の街だなと実感したことが何回もありました。さまざまな映画のイベントに行けるだけでなく、車でダウンタウンを走っていてロケ車や撮影中のクルーを見かけることは珍しくありません。『La La Land』などの映画のロケ地になった場所に気軽に行けるという喜びもあります。『La La Land』と言えば、私は、デイミアン・チャゼル監督をはじめ、ライアン・ゴズリングやエマ・ストーンなどから直接話を聞く機会がありましたが、製作陣の方たちの温度感が伝わってくるのは日本ではできない経験ですし、映画のバックグラウンドを知って翻訳に挑めるというのはロサンゼルスでしか味わえない体験だと思います。
ゴールデン・グローブ賞受賞俳優アーロン・テイラー・ジョンソン - コピー
ゴールデン・グローブ賞受賞俳優アーロン・テイラー・ジョンソン
 

また、実際に現地での生活を経験することで、映画のキャラクターたちの感覚をより身近に感じ理解することができるようになっていくので、映画の捉え方が変わります。例えば、アメリカに来る前に見た『ズートピア』では、車両局に行くシーンがあって、そこの職員であるナマケモノが、あまりにも遅い対応をして主人公たちを困らせる、というシーンがありました。実際に自分が車両局に行ってみて、かなり待たされたり、柔軟に対応してもらえなかったりということを経験して、あのシーンは「こういうことだったのか!」という感じでした。これはほんの一例ですが、以前よりも作品を深く理解できるようになり、翻訳に役立っています。

 
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渡米前から高い英語力があった南部さんですが、アメリカに留学し、この9カ月間でそれをさらに伸ばすことができました。英語圏で生活し、英語で実体験をすることで得られるものは大きいようです。南部さんは長期留学ですが、JVTAでは短期留学も受け付けています。東京校では月1回、留学相談会を開催しています。授業のカリキュラムや、留学の手順、現地での生活などについて、詳しくご案内します。東京校に来校できない場合でも、オンライン会議システムを利用してご参加いただける場合もあります。また、個別相談も承っておりますので、ご希望の方は以下のリンクからお申し込みください。

 

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