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様々な題材を通して、適材適所の翻訳力を身につける

様々な題材を通して、適材適所の翻訳力を身につける

日本映像翻訳アカデミー(JVTA)のロサンゼルス校はカリフォルニア州教育局から認可を受けた職業訓練校として、北米在住者や日本からの留学生に向けて映像翻訳・通訳・実務翻訳の授業を提供している。実務翻訳コースでは、医療や法律、様々な契約書や証明書の翻訳などを学ぶことができる。

この実務翻訳クラスを受講していたジョーンズ佳代さんは、アメリカに来て約10年。ご主人はアメリカ人であり、日々英語を使って生活をしている。元々英語が好きでイギリス留学の経験もある。そんな中、ロサンゼルス校で実務翻訳を学ぼうと思ったきっかけは何だったのか?

ロサンゼルス校受講生 ジョーンズ佳代さん

「息子は生まれた時から体が弱く、様々な病気にかかっていたんです。そのため、常に英語での病名や薬名を調べていました。また主人も医療従事者なので、仕事の話を聞くたびに医療に関する単語をチェックしていました。そういった経験から、医療関連の翻訳に興味を持っていました。そんなとき、JVTAのメールニュースで医療実務翻訳の体験レッスンがあるのを見て興味を持ちました」

ジョーンズさんは英語学習の経験は豊富だったものの、翻訳を学ぶのは今回が初めてだった。授業を受けてまず感じたことは、翻訳は単に英語から日本語、日本語から英語に直す作業ではない」ということだった。英語から日本語へと翻訳するには「英語が分かればいい」というだけでは不十分だ。元の文章を書いた人の心情や背景を読み取るスキル、内容に関するリサーチをするスキル、そして日本語の表現力。翻訳とは様々なことを考えて行う作業であり、奥が深いと授業を通して実感したという。

特に授業中に衝撃を感じたのが、日本語表現力についてである。翻訳する素材によって、必要な日本語表現が大きく変わることに驚いた。医療実務の翻訳では正確さが求められたが、翻訳素材が「手紙」になると、書き手の背景を想像し誌的な訳出が必要となった。

「医療分野の頭でそのまま法律分野の翻訳をしようとしても全然違いますし、手紙ならなおさらです。頭の切り替えが必要となり、そういった違いを学べるのも面白いですね」

一口に「翻訳」と言っても、分野によって求められる日本語表現が大きく異なる。多岐にわたる分野の翻訳を学べる実務翻訳コースだからこそ、適材適所の翻訳力を身につけることができるのだ。

日本で訪日客と接する機会が多い人には、医療や法律などの専門性の高い英語スキルが役立つ場面があるだろう。一方海外で暮らす人にとっては、自身が生活していく上で必要となる知識である。実務翻訳を学ぶことは、使える英語の幅を広げたいという人にもおすすめだ。

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