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「松竹ブロードウェイシネマ」第3弾は『42ndストリート』 修了生の堀上香さんが字幕を手がけました!

「松竹ブロードウェイシネマ」第3弾は『42ndストリート』 修了生の堀上香さんが字幕を手がけました!
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「松竹ブロードウェイシネマ」第3弾『42ndストリート』が10月18日(金)から劇場公開されます! 本場ブロードウェイで上演されたミュージカルや舞台などを映像化し、映画館で楽しめるというこのスペシャル企画は今年4月にスタート。その第1弾作品『シー・ラヴズ・ミー』の日本語字幕を手がけたJVTA修了生の堀上香さんが、今回も字幕を担当しています。(第2弾『ロミオとジュリエット』の字幕は修了生・岩辺いずみさんが担当)


 
『42ndストリート』は、1933年公開の大ヒット・ミュージカル映画『四十二番街』を舞台化した作品です。主演女優のケガにより、急遽代役に抜擢されたのは、群舞の中の1人だったペギーでした。新たな挑戦に挑む彼女の姿には「希望」が溢れ、勇気づけられます。「松竹ブロードウェイシネマ」ではこの舞台を何台もの高性能カメラを使用して撮影、編集し日本語字幕をつけて映画館で上映します。
シネミュージカル_42ndストリート
ⓒBroadwayHD

 
見どころはなんといっても50人以上のダンサーが繰り広げる群舞シーン。特にステージ上で円形に配置されたダンサーたちの動きを真上からとらえた「バークレイ・ショット」は必見です。万華鏡のような美しさは映像と融合したシネ・ミュージカルならではの醍醐味。その迫力と臨場感をぜひ映画館で体験してください。日本語字幕を担当した修了生・堀上香さんにお話を聞きました。
バークレイショット②42nd-004731_0
ⓒBroadwayHD

 
修了生・堀上香さん(日本語字幕を担当)


 
『42ndストリート』は、キラキラのステージ上に美しい脚のダンサーがずらりと並び、輝く笑顔でタップを踊りまくる、ウキウキの楽しいミュージカル! …であることに間違いはないのですが、決して明るい歌と踊りと笑いだけのミュージカル作品ではありません。
42nd Street  London 
ⓒBrinkhoff/Mogenburg

 
資金繰りに悩むプロデューサー、パトロンに媚びを売らなければ舞台に出られなくなった往年の大女優、舞台の終了と共に生活苦に陥る若手ダンサーなど、華やかなステージの裏にある厳しい世界をのぞける、奥深い作品でもあります。
42nd Street  London 「42ndストリート」サブ③
ⓒBrinkhoff/Mogenburg

 
今回、私が目標としたのは「画面の邪魔にならない字幕」でした。複雑なストーリーの作品ではないため、字幕の数は少なそう…と思いきや、なんと総数1400枚! 読む側にとっては、かなりの負担になる枚数です。そして、舞台俳優の方々は意外と早口。特に笑いを取るセリフとなると、めまぐるしい掛け合いになることも多く、文字数との闘いになります。

大事な情報を漏らすことなく、見る人の頭にすっと入る読みやすい訳で、あたかも本物のブロードウェイの劇場にいるような臨場感を存分に味わえるような字幕…になっていたらいいな…と切に願っております。
タップダンス②_42ndストリート タップダンス③_42ndストリート
ⓒBroadwayHD

 
私が初めて字幕翻訳の授業を受けたのは『スター・ウォーズ』旧三部作の劇場字幕を担当された岡枝慎二先生による字幕クラスでのことでしたが、この岡枝先生がよくおっしゃっていたのが「癖のない、水のような字幕を目指す」こと。そして「画面の邪魔にならず、記憶に残らないのが一番の字幕」ということでした。しかし、試写で自分の字幕を見るたび、まだまだ“邪魔”に感じてしまう字幕が多いことに気付き、毎度歯がゆい思いです。
タップダンス①_42ndストリート ファッション①_42ndストリート
ⓒBroadwayHD

 
このミュージカルの原作となった映画『四十二番街』の公開は1933年。1929年に始まった世界的な大恐慌のまっただなかでしたが、映画は記録的な大ヒットとなりました。明るいニュースが少ない時代、せめて映画館の中で夢のような映像を楽しむことで、希望を持って進みたいと願う人々が多かったのでしょう。
ファッション②_42ndストリート ファッション③_42ndストリート
ⓒBroadwayHD
このところ日本でも暗い報道が続いており、やりきれない思いを抱えている方も多いことと思います。『42ndストリート』は、そんな今だからこそ、ぜひ映画館に足を運んで楽しんでいただきたい作品です。主役のペギーを演じるクレア・ハルスの、くったくのない笑顔に癒やされ、迫力のタップに感動して、明日への活力をもらえること間違いなしです!
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42ndストリート_ポスタービジュアル
松竹ブロードウェイシネマ『42ndストリート』
☆東劇(東京) 10/18(金)より先行公開
10/25(金)より全国ロードショー
☆109シネマズ二子玉川(東京) ☆MOVIXさいたま(埼玉)
☆なんばパークスシネマ(大阪)☆神戸国際松竹(兵庫)
☆ミッドランドスクエアシネマ(愛知)☆札幌シネマフロンティア(北海道)
12/6(金)より ☆T・ジョイ博多(福岡)
配給:松竹
©BroadwayHD 
演出・共同脚本:マーク・ブランブル  
共同脚本:マイケル・スチュワート
出演:クレア・ハルス、ボニー・ラングフォード、トム・リスター他
英国/2018/ビスタサイズ/135分/5.1ch 日本語字幕スーパー版
公式:https://www.instagram.com/shochikucinema/
https://www.facebook.com/ShochikuBroadwayCinema/

 

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「松竹ブロードウェイシネマ」第2弾 『『ロミオとジュリエット』字幕秘話
https://www.jvta.net/tyo/romeoandjuliet/

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