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【サマスク2022】 曖昧な日本語のセリフを、英語字幕で表現するには?

【サマスク2022】 曖昧な日本語のセリフを、英語字幕で表現するには?
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「どうぞ」だけでなく、「お疲れ様」「頑張って」など、そのまま英語に置き換えられない日本語表現は数多くある。7月29日(金)に開催したJVTAのサマースクールセミナー「3択クイズで学ぶ日英翻訳! ~プロが伝授する日常的な日本語表現の訳し方~」では、実際に邦画の数シーンを例に挙げながら、英語字幕制作のポイントを紹介した。登壇したのは、本校で日英映像翻訳の講義を担当する横山治奈講師だ。
 

日英映像翻訳におけるポイントの1つは、「シチュエーションを理解して言葉選びをすること」。日本語は英語に比べて、非常に曖昧な言語である。「誰が言っているのか」「誰に言っているのか」「その言葉の前にどんな会話が繰り広げられていたのか」などによって、同じ言葉でも大きく意味が変わるのが特徴だ。
 

例えば本セミナーで取り上げられたのは、「どうぞ」というセリフだ。サンプルとして使用された映画内では、主人公がティッシュ配りをしながら、通行人に向けて「どうぞ」と言う。そのセリフに対して、示された選択肢は以下の3つ。
 

A: Please.
B: Take this.
C: Here you go.
 

最終的にベストだとされたのは、CのHere you go.である。
「どうぞ」の翻訳として、AのPlease.が使われることはもちろんある。しかし「ティッシュを受け取るよう懇願している」というニュアンスが出るため、今回のシチュエーションには合わない。BのTake this.は、人に何かを差し出し「受け取って」と伝える際に使われる表現だ。だが、やや命令するような口調のため、やはり今回のシチュエーションには合わないということになる。ベストとされたCのHere you go.は、丁寧に何かを差し出す際に使われる表現。主人公が礼儀正しくティッシュを差し出している同シーンにピッタリな表現ということだった。
 

日英映像翻訳に興味がある日本語ネイティブからは、「英語力に自信がなく、一歩踏み出すのを迷っている」という話を聞くこともある。しかし実は、曖昧な表現が多い日本語のシーンやセリフの奥のニュアンスをそのまま理解できるというのは、日英翻訳における強みになるのだ。日本語を英語に訳すにしろ、英語を日本語に訳すにしろ、まずはオリジナルのシーンを正しく理解することから始まる。
 

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