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English Clock主任講師 山根克之 ロジカルリーディング力を鍛える⑫

English Clock主任講師 山根克之 ロジカルリーディング力を鍛える⑫
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English Clockは“プロの映像翻訳者が持つ思考プロセス”を伝授し、
映像翻訳に必須の「英文解釈力」を着実にレベルアップさせることを目的としています。
 

英文読解を高度な知的活動と捉え、英文を「何となく読める」レベルから脱却し、確実な根拠に基づいて理解した内容を自分の言葉で説明できるようになるまで考え抜くトレーニングを行います。英字紙の社説やドキュメンタリー番組のスクリプトなど、深い内容の素材を訳しながら、英文を貫く論理の見出し方、筋の通った訳文の作り方を学びます。具体的にどんな講座なのか、山根克之講師が解説します。
 

<周辺情報に目を配ろう>
 

私たちが普段何気なく眺めている星空が実は過去の姿だと言われたら、ちょっと不思議な感じがしませんか? その理屈を説明する英文を読んでみましょう。皆さんなら1文目の「light travels to us at a finite speed」をどう訳しますか?
 

Because light travels to us at a finite speed, we see the universe not as it is today but as it was when that light left its star. For example, the Andromeda Galaxy is located two and a half million light years away. We see it not as it is today but as it was two and a half million years ago.
 

辞書を引くとfiniteの意味は「限定された」「有限の」と書かれているので、そのまま訳せば「光は有限の速度で移動する」となります。でも、これって分かるような分からないような、もやっとした表現ですよね。もっと親切に訳せないものでしょうか?
そこで続きを読んで、情報を整理していきましょう。
 

(1文目)
「(光は有限の速度で移動するので)私たちが見ている宇宙は今の姿ではなく、光が星を出発した(=星から光が放たれた)時の姿だ」
(2文目)
「アンドロメダ銀河の場合、地球から250万光年離れた位置にある」
(3文目)
「私たちが見ているアンドロメダ銀河は今の姿ではなく、250万年前のものだ」
 

1光年は光が1年間に進む距離。アンドロメダ銀河は地球から250万光年の距離にあるので、その光が地球に届くまでには250万年かかるというのが2文目と3文目に書かれている理屈です。つまり星の光は光った瞬間に地球に届くわけではないのです。この理屈を「light travels to us at a finite speed」に生かせば「光が地球に届くまでには一定の時間がかかる」と訳すことができます。
 

全体をまとめると次のような訳文になります。
「私たちが見ている星の光は今放たれているわけではない、光が地球に届くまでには一定の時間がかかるからだ。例えばアンドロメダ銀河は地球までの距離が250万光年もある。そのため、今目にしている姿は250万年前のものなのだ」
 

訳語を決めるヒントは周囲の英文や日常の何気ない知識の中に隠されています。ロジカルリーディング力強化コースでは、そうしたヒントを見逃さずに英文を読んでいく力を養います。
(Text by English Clock 主任講師 山根克之)
 

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