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【ロジカルリーディング力 強化コース修了生インタビュー】「客観的な目線で訳を見直せるようになりました」

【ロジカルリーディング力 強化コース修了生インタビュー】「客観的な目線で訳を見直せるようになりました」

「映像翻訳本科の実践コースが終了、でもまだプロとしてやっていける自信がない」。ロジカルリーディング力強化コース修了生の橘川浩佳さんはそんな思いから同コースを受講した。その後、見事トライアルに合格し、2021年7月にプロデビュー。現在はバラエティー番組、映画祭上映作品、ドラマ映画、ビジネス関連動画などの字幕を手がけている。「訳を客観的な目線で見直したいときに今もロジカルリーディングで学んだことが役に立っています」と話す橘川さんに同コースで学び、身についたことを聞いた。
 

◆ロジカルリーディングを受講しようと思った理由、きっかけを教えてください。
実践コースが終わりに近づくにつれ、本当にプロとしてデビューできるのかと不安が募っていきました。英文を解釈しきれていない、誤訳があるなど自信がなくなる要素がたくさんあったためです。そんな時、ロジカルリーディングの体験レッスンを受けて、このコースで学べば今抱いている不安は払しょくできるのではと思い、受講を決めました。また、映像時翻訳本科のコースでも山根先生の授業が大好きだったというのも受講を決めた理由の1つです。
 

◆受講していた当時を振り返って、特に印象に残っていることはありますか?
どの授業も印象に残っているものばかりですが、コースを通して特に意識するようになったのは、英文を部分的に見るのではなく視野を広げてみること、そして原文の内容を自分の言葉で伝えられるか、ということです。山根先生は様々な例題を通して、段落のテーマや繋がり、対比の関係を意識することを教えてくれました。今まで、解釈が難しい文があればそこばかりに気を取られていましたが、英文を全体で見ることができるようになり、自分の解釈に自信を持てることが多くなりました。また、山根先生は原文が「つまり何を言いたいのか」を丁寧に説明してくれます。でも、これを家で真似しようとすると、どうしても言葉が詰まってしまう…。これは、原文を理解した気になっていて、実は“それっぽく”訳しているだけだったのだと自分自身の欠点に気づくきっかけにもなりました。それからは、自分の言葉で説明できるぐらい原文と向き合うことを意識し、訳出した後の日本語が不自然でないかも徹底的に確認するようになりました。
 

◆映像翻訳本科の勉強会でもロジカルリーディングで習ったことが話題に出ると聞いていますが、それは具体的にどんなことですか?
トライアルがある度に定期的に元クラスメートと勉強会を開催し、みんなで自分の訳とサンプル訳を比べて分析を行っていました。最も適切な訳を一緒に考える上で、よく「山根先生から、このようなケースでは対比を意識するようにと教わった」「evenは重要ワードだと山根先生が言っていた」など、ロジカルリーディングで学んだことが大活躍しました。トライアルは自分の感覚だけで訳を作っていたら受かりません。英文を読み解く方法や訳出する際のスキルを学ばなければ合格できないと気づいた時、山根先生から教わったことはどれも非常に参考になりましたし、勉強会でもみんなが納得できる回答を導くことができました。実際、私も勉強会で山根先生から学んだことをアウトプットして知識として身につけられたおかげでトライアルに合格することができました。
 

◆映像翻訳の仕事を始めてから、ロジカルリーディングの講座の内容が生かされていることがあれば、教えてください。
プロとしてデビューをしたら、自分の訳を直してもらえる機会はほとんどありません。そのため、訳を客観的な目線で見直したいときにロジカルリーディングで学んだことが役に立っています。例えば、仮定法を見逃していないか、butの対比を無視してないかという細かいところから、シーンの繋がりなど作品全体を通した見直しに至るまで、ロジカルリーディングで得た知識が今では“ダブルチェッカー”としても機能していると思います。
 

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