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スヌーピーの 誕生秘話を知る 伝記本が発売! 修了生が翻訳を担当

スヌーピーの 誕生秘話を知る 伝記本が発売! 修了生が翻訳を担当
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大人気の映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』の原作者、チャールズ・シュルツさんを知っていますか? 12月17日、シュルツさんの伝記本『スヌーピーと、いつもいっしょに PEANUTSを生んだチャールズ・シュルツ物語』が発売されました! この本はアメリカで出版された児童書の翻訳版で、世界中で愛されるコミック『ピーナッツ』を約50年にわたり描きつづけたシュルツさんの人生にフォーカスし、知られざる子ども時代のエピソードや『ピーナッツ』の誕生秘話、マンガ家としてのサクセスストーリーなどが紹介されています。翻訳を担当したのは、JVTAの修了生で聖書を解説する課外講座の講師としてもお馴染みの小松原宏子さん。そこで今回は小松原さんと編集を担当した学研プラスの小方桂子さんに、この本の見どころについて聞いてみました。
 

★編集を担当した学研プラスの小方桂子さん
 

シュルツ中面言葉集カラー - コピー
 

この本のなかでもいくつかのマンガを紹介していますが、日本で出版されているPEANUTSのコミックは、吹き出しの英文はそのままで日本語訳は別に掲載されているのが特徴です。翻訳を学ばれている方なら原文と日本語訳とを比べながら読んでいただくのも面白いと思います。今回、私たちも編集作業の中で、日本語訳を小松原先生と検討したり、すでに出ている谷川俊太郎訳を読んだりして、あえて原文と変えて訳してある部分が多いのだと気がつき、興味深く読みました。
 

シュルツ中面漫画入り - コピー
 

シュルツさんは内気で人とのコミュニケーションが苦手な人だったそうです。『ピーナッツ』のキャラクターたちのなかにシュルツさんや家族の性格、自身の人生が投影されているように思えます。この本を読んでから改めてコミックを読まれると、より深くキャラクターたちのことを理解できるのではないでしょうか。また、英語のオリジナル版はスヌーピーやキャラクターの絵が本文中になかったのですが、日本語版では内容に合わせてマンガを追加したほか、巻頭にカラーページでキャラクターを紹介していますので、親子で楽しんで頂けたら嬉しいです。この本は小学生対象ですが、著作権やライセンシーのことにふれているところもあり、大人の方にも面白く読んでいただけると思います。スヌーピーとその仲間たちが大好きな人はもちろん、シュルツさんのように絵をかくのが好きな方にもおすすめです。
 

★翻訳を担当したJVTA修了生の小松原宏子さん

 

シュルツ中面子ども時代犬との写真 - コピー
 

世界的に有名なマンガ『ピーナッツ』の原作者、チャールズ・シュルツ。その素顔は意外に知られていません。
 

シュルツ中面登場人物カラー - コピー
 

成功と名声と富に恵まれたシュルツですが、彼はさいごまで人生の苦悩から逃れることはできませんでした。けれども、何のコネもバックグラウンドも持たない一介のマンガ好きの青年が、あちこちに作品を持ち込み続けてようやく手にしたデビュー、少年・青年時代の心の傷を抱え続けながらも、むしろ、それをばねに楽しいマンガを描き続けた不屈の精神、必ず締め切りを守り、自分のアイデア以外を使わなかった徹底したプロ意識—彼の人生には、だれもが学ぶべきものを感じ、たくさんの勇気をもらえるにちがいありません。
 
夢に向かって燃えている人にも、壁を感じて悩んでいる人にも、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。
 

シュルツ表紙 - コピー

◆『スヌーピーと、いつもいっしょに PEANUTSを生んだチャールズ・シュルツ物語』
マイケル・A.シューマン 著
小松原宏子 訳
学研プラス 発行
http://hon.gakken.jp/book/1020427400

 

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