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【英日映像翻訳 受講生にインタビュー】映像翻訳学習って、実際どう?

【英日映像翻訳 受講生にインタビュー】映像翻訳学習って、実際どう?
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「字幕翻訳や吹き替え翻訳に興味があるが、実際の学習イメージがつかない」という人は多いのではないだろうか。

授業の様子は実際に受講している人に聞くのが一番!ということで、現役のJVTA受講生に、授業や課題の様子、映像翻訳を学ぼうと思ったきっかけなどをインタビュー。映像翻訳者を目指して切磋琢磨している真っ最中の2人に、授業の感想や今後の抱負を聞いた。

★日英映像翻訳の受講生インタビューは▶こちら


回答者
石井瑠莉さん
黒崎侑美さん
共に英日映像翻訳実践コースを受講


1.映像翻訳を学ぼうと思ったきっかけは?
石井瑠莉さん(以下、石井): 父が大の洋画好きで、物心がついた頃から実家のテレビでは常に洋画が流れていました。私もソファーに並んで鑑賞し、休日には2人で近所の映画館に観に行くこともしばしば。学校帰りには母にTSUTAYAへ連れて行ってもらい、DVDをレンタルするのが我が家の定番でした。そのため私が映画関係の仕事に憧れを持つことは自然な流れだったように思います。また、5歳から英会話を習っていた背景もあり、学生時代はずっと英語が得意科目でした。“映像翻訳”という仕事を知ったのは、高校生のとき。進路指導の授業で将来を考えたときでした。13歳のハローワークか何かだったと記憶していますが、仕事内容を見るなり、これほど私にぴったりなドリームジョブは他にないとピンときました。

黒崎侑美さん(以下、黒崎):映像翻訳の仕事は、中学生くらいの頃から、何となくずっと夢の一つでした。学生時代から今に至るまで、私の心の支えとなり、癒しとパワーを与えてくれたのは、海外の映画やドラマだったんです。人生観やジェンダー観、社会への目の向け方なども海外エンタメから吸収してきました。でも当時英語がわからなかった私が海外エンタメに触れられたのは、字幕や吹き替えがあったからです。映像を翻訳する仕事があるということを認識した中学生の頃から憧れを抱くようになりました。

やがて社会人になり、やりたい仕事もある程度経験して、次は何をしようかと考えていたタイミングとコロナ禍が重なりました。コロナ禍の影響もあり、どこにいてもできる仕事が何か一つ欲しいと思ったときに、ずっと心の奥底にしまっていた映像翻訳という夢を思い出しました。あの頃の私のように海外エンタメに救われる人がいるかもしれない。今度は私が架け橋となり、日本の視聴者に伝えていきたい、勇気づけたいという気持ちが強くなり、学ぼうと決心しました。


2.映像翻訳を学ぶ場として、JVTAを選んだ理由は?
石井:大学は海外に進学しようと決めていました。映画を専攻したかったので、行き先はアメリカのロサンゼルス。大学卒業後に現地で映像翻訳を学べないかと調べていたときに、インターネットでJVTAのLA校を見つけたのが最初の出会いです。高校2年の夏にLAを旅行した際には、同校にも足を運びました。実際の授業を見学し、その後、映像翻訳者の魅力や秘話などを丁寧に楽しくお話しいただきました。その晩はワクワクが止まらず、「やっぱりこの職業に就きたい」と改めて実感したのを覚えています。結局、アメリカのコミュニティカレッジ卒業後は諸事情により別の国へ編入してしまったため、LA校に通う願いは果たせず。しかし映像翻訳を学びたいという想いを捨てきれなかった私は2022年春に東京校の英日映像翻訳翻訳コースに入学し、6年越しの夢を叶えました。

黒崎:理由は3つあります。まず1つ目は受講からプロデビューをしっかりとサポートしてもらえると感じたからです。ウェブサイトに、修了にかかる期間や、修了後のオープントライアルの頻度が明記されており、道のりがイメージしやすかったです。また、トライアルに合格したら、OJTを経て受発注部門から仕事を受注できるため、「興味があるから学んでみたい」というよりは、「本気で仕事にしたい」と思っていた私にとっては大きな決め手になりました。
2つ目は完全オンラインでありながら授業形式で受講できる点です。フルタイムの仕事と両立する予定だったので、オンラインで受講できる場所を探していました。オンラインだと通信講座という形になってしまう学校も多い中、JVTAはリアルタイムで受けるオンライン授業形式だったため、モチベーションの維持にもつながると思いました
3つ目は様々な映画祭に協力していることです。私はもともと、ジェンダー・セクシュアリティに関するトピックや社会問題に関心があり、映像翻訳でもこれらをテーマとする作品に携わりたいと思っています。JVTAはセクシュアルマイノリティをテーマとする作品を上映するレインボー・リール東京や、難民映画祭にも字幕制作で協力しているので、その点も魅力の一つでした。



(左)石井さん撮影:勉強で疲れたときに見上げると気持ちが安らぐというLAの空。
(右)黒崎さん撮影:2023年開催の第31回レインボー・リール東京に来場して撮影


3.実際にJVTAの授業を受けてみて
石井:現在台湾の大学に在学中で国外に住んでいるので、リモート授業は非常に助かっています。日本全国および世界中、どこからでも受講できる魅力はさることながら、講師やクラスメイトと顔を合わせてリアルタイムで学べるのも嬉しいポイントです。何より生身の人間と話すことが楽しいですし、一緒に学ぶ仲間を前に、安心感や張り合いも生まれます。
授業はいわゆる“レクチャー”ではなく、事前課題に対するフィードバック形式。時間をかけて取り組んだ原稿をブラッシュアップしながら学べるので、ただ単に翻訳の基礎を教わるよりも効果的にスキルを身につけることができます。また、他のクラスメイトの原稿を読むこともできるため、自分一人では思いつかなかった言語表現やボキャブラリー、解釈を知るきっかけとなり、学びの幅が広がります。

黒崎:気に入っている点は、実践的な要素が強いところです。授業形式で教えてもらうというよりは、自分の力で課題をこなして、授業でポイントの説明とフィードバックをしてもらえるスタイルです。課題を進めていく中で、処理を迷う場面やまだ学んでいないことが出てくることもありますが、まずは自分なりに考えてみてから授業で答え合わせができるので、力になっているなと感じます。講師の方は、現役で活躍されている方や、翻訳現場で案件を取りまとめている方ばかりなので、最近のトレンドや現場のことを教えてくれるのもありがたい点です。

また、クラスメイトの訳を見ることができるのも学びになります。自分では思いつかなかったような言葉選びや処理の仕方を、クラスメイトの人数分見ることができます。翻訳をする際に使える手札はたくさんあった方がいいので、参考にして手札を蓄えています。


4.JVTAの学習と仕事や学業の両立方法は?
石井:有名な話ですが、海外大はとにかく課題が多い!レポートやプレゼンテーションに加えて、何十ページものリーディング課題が毎日、授業ごとに出ます。学生に休みはありませんから、空きコマも帰宅後も、さらには休日も関係なく朝から晩まで常に勉強をしている状態です。特に試験期間なんて正直、JVTAの課題をしている場合ではありません。でも録画受講はなるべく避けたい、リアルタイムで刺激を受けたいという強い意志から、自分にムチを打って毎週の課題をこなしています。策としては、課題スクリプトをいつでも開けるよう、オフラインのメモにコピーしておくこと。そうすることで、1、2分の短いスキマ時間でもパッと課題の見直しができます。

黒崎:月~金で週5日のフルタイムで働いているため、課題は主に土日を活用して進めています。とはいえ休日はリフレッシュもしたいので、土日のどちらかを作業日として確保し、平日は体力的に余裕がある曜日に、仕事が終わってから少し進めるというのが、最近のスケジュールです。土日とも予定が入ってしまう時は、なるべく仕事は早く切り上げて、平日に時間をとれるようにしています。また、私は木曜日の夜のクラスに所属しているのですが、仕事や外せない予定があるときは、土曜日に振り替え受講をしたり、録画受講を活用したりして調整しています。




(左)石井さん撮影:米ワーナーブラザーズスタジオにて。「Gilmore Girls」の撮影セットで撮影。
(右)黒崎さん撮影:普段の翻訳作業時の風景。


5.今後の抱負
石井:根っからの自由人の私。フラフラとあちこち旅しながら、パソコン一つで翻訳の仕事をこなす…そんな姿が遠い遠いゴールです。また言語を学ぶことが好きなので、英日だけでなく、現在勉強中の中国語、将来的にはさらに別の言語を使っての仕事もできたらかっこいいな、なんて幻想を抱いています。
お喋りな私は自分の声で読みながら原稿を作成する吹き替え翻訳が好きです。難易度が高いとは思いますが、もっと勉強を重ねて腕を磨き、コメディ系のドラマシリーズを担当してみたいです。
とはいえ、今は“人間の仕事が奪われる”だなんてAI論争が白熱する時代。極論を言ってしまえば、私が60代、70代で仕事を必要としなくなるまで翻訳の仕事を全うできたら、それだけで本望かなと思います。(そのためにとにかくトライアルに合格しなくては!)

黒崎:ドキュメンタリーでもドラマでも映画でも、その作品を見た人が没頭でき、心が打たれるような翻訳ができる翻訳者になりたいと思っています。私が大切にしている言葉の数々は、映像作品で出会った訳文がとても多いです。それらは今でも私を支えてくれていますし、今後の人生でも私を助けてくれるでしょう。作品のエッセンスを取りこぼさず、視聴者が自然と没頭できるようにしつつ、誰かの一生もののお守りになるような訳文を作れる翻訳者を目指したいです。
関わりたいジャンルについては、まずは様々なジャンルに触れて幅広い経験を積みたいですが、LGBTQ+やフェミニズム、レイシズムといったテーマを扱った作品に携わるのが夢です。特にJVTAはレインボーリールや難民映画祭などにも協力しているので、チャンスがあれば積極的に携わりたいなと思っています。



石井さんと黒崎さんは授業の他に、「JVTAのYouTubeチャンネルも見ている」とのこと。授業時とは異なる講師の姿が見られることが面白かったり、プロによる字幕制作の様子をリアルタイムで見られたりするのが参考になるということだ。

回答の端々から「映像翻訳者になりたい」という熱い思いが伝わってきた2人。授業の様子や仕事・学業との両立方法など、「これから映像翻訳を学んでみようかな」という人々はぜひ参考にしてほしい。



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