<受講生インタビュー>ニューヨークから東京校の授業をオンラインで受講!コロナ禍で見たアニメが映像翻訳者を目指すきっかけに!
<#3「受講生に聞く!ニューノーマルなリモート受講」~taking classes from home~>
日本映像翻訳アカデミー(JVTA)では、2015年より一部の受講生にリモートでの講義を提供し、新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため、2020年4月期には全コースを完全リモート受講に変更しました。また、独自で開発したラーニング・マネージメント・システム「JVTA Online」を2020年10月期より導入。受講生の皆さんがより快適に学んでいただける環境を整えています。実際に自宅から授業を受けている受講生たちにその様子について伺いました。
今回ご紹介するのは、2020年4月から日英映像翻訳を学び、現在実践コースを受講している竹谷知子さんです。竹谷さんはニューヨーク在住。リモートで受講されている様子や今後の目標などを伺いました。
竹谷知子さん
日英映像翻訳 実践コース受講中
●ステイホームで見たアニメがキャリアのヒントに!
アメリカへはダンスを学ぶために留学し、ニューヨークでダンサーとしてパフォーマンスをしてきました。今は子育てと並行して通訳や翻訳の仕事をしています。2020年はコロナの感染拡大で家にいる時間が長くなり、ストリーミング配信で日本のアニメを見る機会がとても増えました。特に声優には詳しくなって、いつか自分の翻訳したセリフで彼らが吹き替えをしてくれたら…と思うようになったんです。実務などの翻訳経験はありましたが、映像翻訳をやるには別のスキルが必要であることは想像がつきました。プロを目指すなら学校に通って学ぶのが一番だと思い、早速学校をリサーチ。2020年4月の開講直前にオープンスクールに参加し、JVTAは学びのシステムがしっかりしていて安心できたので、すぐに入学を決めました。
●メールでのやりとりからJVTA Onlineへの移行で効率もアップ!
最初の学期はJVTA OnlineもSlackもまだなかったので、授業に参加するためのzoomリンクや課題などはクラス担当の方からのメールで受け取っていました。授業前になると「zoomのリンクはどこだろう」と探したことも…。それが不便というわけでもなく、当たり前だと思っていたのですが、JVTA Onlineが導入されて使ってみると、ログインすればすべての情報がまとまっているので以前よりも効率が上がって、便利さを実感しました。全授業の概要と講師の情報も一覧で載っているので、自分が誰から何を学んできたのか、これから何を学ぶのかが明確です。
リモート授業ではZoomの設定をギャラリービューにするとみんなの顔を見ることができます。私はパフォーマーとしてお客さんの顔を見ながらコミュニケーションを取ってきたせいか、相手の表情が分かるほうが安心するんです。通学だと教室でクラスメートは講師のほうを向いているので、私からは表情が見えません。リモートだと発言している人の表情や自分が発言した時の反応がとてもよく分かるので、モチベーションも上がります。
コミュニケーションという点ではSlackも活用しています。クラス担当の方に質問をしたり、勉強に役立ちそうな映画作品の情報を交換したりします。この間は、他のクラスがリモートで忘年会をやったと聞き、「私たちは新年会をやろう!」という話になりました。実際にやってみると話が尽きず、お互いを知ることもできる楽しい時間を過ごすことができました。
●映像翻訳で学んだテクニックを通訳にも活かす
通訳は訳すスピードが求められますが、翻訳は監督や役者が表現したいことや的確な言葉を考える時間があります。その作業をする中で、1つの日本語に対し様々な英語の選択肢があることを知りました。通訳をする時でも、相手の意図をくみ取る力が付き、言葉の引き出しも増えたので、インプットとアウトプットのスピードが上がり、効率も良くなった気がします。
●今も、そしてプロになっても、スキル磨きは続く
英語でも日本語でも表現力をもっと磨いて、的確な言葉で表現できるようになりたいです。実践コースが終わったら、トライアルが待っています。受かるかどうか不安はありますが、コースを修了したら私は「映像翻訳者」。常にスキルを磨くことは続けていきたいし、そこに終わりはないと思っています。
そして、映像翻訳者として日本のアニメ作品を海外にいる皆さんに届けられたら嬉しいです。
映像翻訳は世界のどこにいても学べて、働ける仕事です。竹谷さんが映像翻訳者としてニューヨークから日本のコンテンツを発信する日もそう遠くないでしょう。
◆講師からのコメント
石井清猛(日英映像翻訳科講師)
リモート授業と聞くと、一方通行になりがちなイメージがあるかもしれませんが、竹谷さんのお話しにもある通り、むしろコミュニケーションは活発になっている印象があります。講師もクラス全体というより、受講生さん一人ひとりに対して話しかけている雰囲気があるので、授業内でのやり取りがよりスムーズになりました。また、チャットに投げかけられた質問に講師が答えるのはもちろん、場合によってはクラス担当がサポートに入るなど、授業の流れを止めることなく臨機応変に対応できているのも良い点です。結果的に受講生側にも集中できる環境が生まれているのではないでしょうか。
プロのダンサー経験もある竹谷さんの今後の映像翻訳者としての活躍にも非常に期待しています!
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