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【WATCH 2022特別企画:担当講師が語る】 字幕翻訳を通して学生インターンに養ってほしいのは 「自分で考える力」

【WATCH 2022特別企画:担当講師が語る】 字幕翻訳を通して学生インターンに養ってほしいのは 「自分で考える力」
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JVTAは2022年、学生インターンを主体にした新たなオンラインイベント「WATCH 2022: For a Sustainable Future 大学生が翻訳して、考えて、語る。ことばと映像で知るSDGs」を開催する。これは、コロナ禍でさまざまな機会を喪失してきた大学生の支援と、そんな学生たちとの活動の成果を社会に還元することを目指して企画されたもの。現役の大学生がSDGsをテーマにした上映作品の英日字幕翻訳やトークセッションの企画を手がけるのが大きな特徴だ。
 
本イベントをプロデュースするのは、JVTA学校教育部門の桜井徹二。小学校から大学までさまざまな学校で映像翻訳を指導し、明星大学で非常勤講師を務める。明星大学では、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が主催する難民支援のための映画祭で上映される作品に学生たちが字幕を付け、完成後に学生たちが上映会を企画・運営する。履修科目であるため、1年近くにおよぶ取り組みだ。
 
桜井さん講義
桜井徹二
JVTAの映像翻訳ディレクターとして、MTVやBBCのドラマ、ドキュメンタリー、リアリティ番組やMOOC(大規模オンライン公開講座)用字幕などを手がける。本科のほか、明星大学、青山学院大学などの教育機関でも講師を務める。『字幕翻訳とは何か 1枚の字幕に込められた技能と理論』(小社刊)の執筆にも参加。

 
「映像翻訳は、単に訳すだけではなく、ストーリーの背景やその国の文化を調べて、理解を深めることも重要です。難民をテーマにした作品に取り組む際、学生たちは難民の現状などについてリサーチします。その作業を通して、難民に対して理解を深め、新たな問題意識を持つことで成長していく学生たちの姿を見てきました。字幕の作業が終わるころには、確実に彼らの視野は広がっています。その経験から映像翻訳を“社会貢献”というテーマと結びつけることに大きな意味があると確信し、今回のテーマには社会的に注目度の高いSDGsを選びました。」(桜井徹二)
 
昨年、各大学に呼び掛けて参加者を募集。国内の大学に在籍する18名の学生が集まり、12月上旬から映画『Motherload』の字幕翻訳の作業を開始している。学生たちは桜井による字幕翻訳のレクチャーを受けた後、4つのグループに分かれ、それぞれ割り当てられた箇所を訳していく。そして、リサーチを重ね、オンラインでディスカッションを繰り返しながら字幕をブラッシュアップ。時には桜井が入り、アドバイスをするが、指導するポイントは社会人に対する時とは異なるという。
「学生たちの中には、映像翻訳に興味は持っていても、最初からプロになりたいと思っている人はごくわずかです。また、プロを目指しているJVTAの受講生ほど英語力が高いわけでもありません。ですから翻訳作業では、いい字幕を作ることが第一の目標ではなく、その過程を大切にしてほしいと思っています。映像翻訳を通して自分たちで考える力を養うことは、これからの学生生活でも社会に出てからも役立つはずです。よく考えて生まれた言葉やアイデアは、できるだけ生かしてあげたい。私たちでは思いつかないような言葉選びに驚かされることもあります。」(桜井徹二)
 
 
今も学生たちは大学の授業と並行しながら、作品を考え、SDGsを考え、言葉を考え、作業を進めている。
学生たちが字幕を手がけた作品は2/26(土)~3/13(日)の期間中、オンラインで無料視聴することができる。視聴していただく皆さんには、学生たちが練りに練った字幕と作品をそのものを楽しむことでSDGsについて考えるきっかけにしてほしい。
 
「WATCH 2022: For a Sustainable Future
大学生が翻訳して、考えて、語る。ことばと映像で知るSDGs」
公式サイトは▶こちら

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作品の上映権利料、ゲスト招請などの費用を補うため、朝日新聞社運営の「A-Port」にてクラウドファンディングを実施しています。参加は1口3000円から。今後も継続的にイベントを実施するためにも、ぜひご支援や情報拡散にご協力をお願いします!
「A-Port」は▶こちら
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※JVTAは2015年よりインターンを受け入れてきた。コロナ禍までは、海外からの留学生をオフィスで受け入れ、実務をメインとした業務を指導。現在は、オンラインという形式を活用し、日本と海外の大学生が同じプロジェクトに参加できるインターンシップ制度を行っている。
 
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