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<イベントレポート>ハリウッドスターも見た!映画『スパイの妻』英語字幕の秘話を担当翻訳者が大公開!

<イベントレポート>ハリウッドスターも見た!映画『スパイの妻』英語字幕の秘話を担当翻訳者が大公開!
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<イベントレポート>【ステイホーム企画!】JVTA無料ライブシリーズ
 
STAY HOME応援企画 オンラインセミナー「~『スパイの妻』を私たちはこう訳した!~「映画祭受賞作品に見る字幕の裏側」を開催しました。ゲストは、JVTA修了生の足立リリーさんと杉崎やよいさん。ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞し、キネマ旬報ベスト・テンでも第1位に輝いた『スパイの妻』(黒沢清監督)の英語字幕を手がけた映像翻訳者です。そんなお二人から字幕制作の秘話を伺う1時間のセミナーに、約100名もの方々が参加してくださいました。
ちなみに『スパイの妻』は約100分強の作品ですが、今回は納期が2週間と短かったため、お二人がそれぞれ前半と後半を担当して英語字幕を作ったそうです。
 
まず伺ったのは、字幕を納品するまでの過程について。今回は歴史ものの要素もあったため、リサーチにはかなり時間がかかったのだとか。訳文を声に出して読んでみたり、スペルのミスがないか一枚ずつ確認したり、綿密な作業の様子が伺えました。全体を訳した後も二人で交換してチェックし合い、さらに字幕をブラッシュアップするというように、細かな調整を重ねた上で英語字幕を仕上げていったといいます。渾身の字幕を審査委員長のケイト・ブランシェットに見てもらえたことは大変うれしかったと話していました。
 

特に注目したい字幕をいくつかピックアップしてご紹介する場面では、日本語の原文をどのようなロジックで訳出したのか詳しくお話を伺いました。日本語は曖昧で回りくどい表現が多いことから、セリフが伝えたいことの本質をくみ取って、適した英語表現に言い換えることがポイントなのだそう。特に今回の作品は含蓄を含んだセリフが多かったため、意訳の仕方にも工夫が必要だったようです。時代考証が必要でも、セリフをドラマチックに演出するためにあえて現代的な言葉を使うといった、プロならではの裏技にうならされた方も多かったのではないでしょうか。
 

この他、軍隊用語がある部分はまず辞書で調べた上で、米軍の訓練の映像をYouTubeで細かくチェックするなど、リサーチに関するお話もとても印象的でした。固有名詞や地名が
多く出てくるセリフの処理の仕方など、映像翻訳者を目指す方やすでにプロとして活動している方がすぐに仕事で活かせそうなヒントが満載のセミナーとなっていました。ぜひ皆さんもDVDなどで『スパイの妻』をご覧になってみてください!
 

※ヴェネチア映画祭受賞後、お二人からお話を伺ったインタビュー記事は▶こちら
 

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