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[JVTA発] 今週の1本☆inBLG

今週の1本『ダークナイト』

今週の1本『ダークナイト』
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2月のテーマ:10年
 

10年前といえば社会人になったばかりの頃。それまでの僕は東京・日比谷の映画会社の宣伝部でバイトをする大学生だった。バイトの帰りに映画館に立ち寄り、1人で映画を観るのが密かな楽しみで、ヒース・レジャー出演の作品を初めて観たのも、その時期だった。
 

『ブロークバック・マウンテン』(2005年)で純朴なカウボーイだった彼は一転、『ダークナイト』(2008年)で狂気のジョーカーになっていた。後者の作品を観てしばらくは、同じ俳優が演じていることに気づかなかった。
 

没後10年となった今、彼がジョーカーの役作りのために綴った日記を題材に制作されたドキュメンタリー「Too Young to Die (原題)」が再び話題を呼んでいるらしい。その予告編に映る彼の日記には、映画『時計じかけのオレンジ』やピエロにまつわるスクラップがきれいに貼られている。きっと真面目で、いつも自分の仕事に正面から取り組んでいたに違いない。
 

Heath Ledger’s Joker Diary – Too Young To Die – Heath Ledger


 
今思い出しても、彼が亡くなったことはとても残念だ。死の真相についてはさまざまなことがネット上に書かれているが、本当のところは彼の胸の中にしかない。もし生きていたら“プロ”として、映像で僕たちを想像もしなかったような世界に連れていってくれたのではないだろうか。『ダークナイト』のジョーカーの笑い声を聞いていると、彼の演技に圧倒されながらも、そんな口惜しい気持ちが湧き上がってくる。
 

『ダークナイト』
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ヒース・レジャーほか
製作年:2008年
製作国:アメリカ
 

Written by 小笠原尚軌
 

[JVTA発] 今週の1本☆ 2月のテーマ:10年
当校のスタッフが、月替わりのテーマに合わせて選んだ映画やテレビ番組について思いのままに綴るリレー・コラム。最新作から歴史的名作、そしてマニアックなあの作品まで、映像作品ファンの心をやさしく刺激する評論や感想です。次に観る「1本」を探すヒントにどうぞ。

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