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【スタッフコラム】Fizzy!!!!! JUICE #20
留学生活で約10か国60人以上と共同生活して思うこと●ゲイラー世羅(ロサンゼルス校マネージャー)

【スタッフコラム】Fizzy!!!!! JUICE #20<br>留学生活で約10か国60人以上と共同生活して思うこと●ゲイラー世羅(ロサンゼルス校マネージャー)
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アメリカに移住してちょうど10年が経った。高校を卒業後、東日本大震災で被災したが、半年後に思い切って渡米した。約3年半の留学生活では、飛行機を2回逃したり、異国の地で試験会場に辿りつけなかったり、市内を周回するバスで寝落ちして街を3周したり、(バスの運転手さんよ、起こしておくれ)大小さまざまな失敗を繰り返して、精神面も英語力も鍛えられた。

刺激的な留学生活だったが、8回の引越しで約10か国、60人以上とシェアハウスしたことが一番の思い出だ。ホームステイやアパート賃貸、居候、誰が住んでいるのかわからない家に住んだこともあった。戦地から帰還した兵士、ヒュージャック・マンの友人、世界を旅するシェフなど、さまざまな国籍、性別、年齢の人と共同生活を送った。トラブル続きで快適とは言えない生活環境だったが、留学で得られるサンプル数は最大値に達していたと思う。自分の愚かさや広い世界を知り、サバイバル能力と英語力は確実に上がった。留学中のトラブル対処の秘訣は、自分で解決せずに人に頼ること。英語力以外に”人にお願いする力”を身につけることをおすすめする。いざとなったら助けてくれる知り合いやその道のプロフェッショナルを見方につけておくこと、そして日頃から出会いを広げることを意識して自分自身も人の助けになる行いを積む大切さを学んだ。

日本にいても語学の勉強はできると思う。しかし、異国の地で新しい出会いがあるたびに自分が何者でもないことを恥じたり、カルチャーショックなのか単に常識を知らないだけなのか混乱したことがあった。そして異国の人や文化を固定概念で判断するのはよくないことも学んだ(例えば、アメリカ人も遠慮する)。そんな一つ一つの小さな知見は留学したからこそ得られたことだ。狭い狭い日本では経験できない。同時に日本の素晴らしさにも気づくことがなかったと思う。

JVTAロサンゼルス校は2021年10月から留学事業を再開した。多くの留学生受け入れ校や留学生自身が経験したようにコロナ禍で異例の事態だったが、当校の受講生や講師をはじめ多くの方に支えられて再出発することができた。現在、留学生活を送る方には、一歩飛び出した自身を誇りに思い、制限がある中でもその土地でしかできないことに挑戦して経験値を爆上げしてほしい。

いろいろあった10年だったが、今でも、留学生時代、テスト前の徹夜明けに飲んだインスタント味噌汁の味が忘れられない。一生忘れないだろう。
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Written by ゲイラー世羅

ゲイラー・せいら●日本映像翻訳アカデミー・ロサンゼルス校マネージャー
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「Fizzy!!!!! JUICE」は月に1回、SNSで発信される、“言葉のプロ”を目指す人のための読み物。JVTAスタッフによる、示唆に富んだ内容が魅力です。一つひとつの泡は小さいけど、たくさん集まったらパンチの効いた飲み物に。Fizzy! なJUICEを召し上がれ!
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